これ一冊でぜんぶわかる! 小さな会社のはじめてのブランドの教科書
- ダイヤモンド社 (2017年1月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478100028
作品紹介・あらすじ
日本の中小企業は稼ぐ力が弱い? ブランディングは大企業しかできない? 広告宣伝にお金をかけずに、今いる人材でできるブランド戦略を一冊に集約! 海外メーカーを渡り歩いた著者が中小企業が稼ぐためのブランディングを徹底解説
感想・レビュー・書評
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身近なマーケティングの手法とすぐにでも出来そうなこともたくさんあり、まだまだ改良の余地があるなと感じました。 一歩一歩確実に進めてゆくしかブランドは作れませんね。
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様々なことがブランディングにつながるのだと気づかされた。事例が多くあり、読み物としてさらっとよめてよい。具体的にどう動けば良いのかは考えていく必要あり。
●なぜブランドはお客さんに安心感を与えるのか?自信がお客さんに伝わるから。これは心理学です。
●人は、「自由に何でも好きなようにやっていいよ」という自由で広大な指示を出されると、結構なプレッシャーを感じるものです。逆に、「これはやらないで、これだけやってください」と幅の狭い指示には効率よい仕事ができる。
●これだけ!に絞る・・・OEMでもブランディングできる
●地理を使って売る・・・地理的表示法。ヨーロッパ例。食・宿・産業。
●ブランド力で、わざわざお客さんに来てもらう
●お金をかけなくてもブランドは作れる
営業活動等のスキルを上げる、センスのよい言葉(肯定)での発信、お客さんの差別化、在宅勤務、在庫やサービスは最小限に、オーバースペックの是正。 -
ブランドは小さい会社こそ大事にしようという話ですね。
特に今は検索性が高くなっているので、
何かオンリーワンであれば検索された時にもオンリーワンです。
方向性として、地域性を出すことも示唆していますが、
地域性はそれ自体が記名性の高い検索タグになります。
もちろん、その中に競合がないわけでもないでしょうが、
世界中でオンリーワンである必要もないわけです。
ただ、細部としてみるといまいち体系化しているわけでもないし
個別の事例が少なくもないが、多くもない。
ちょっと総花的で食い足りないかなという気もしました。
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ブランディングは、会社の方針や将来への方向性を明確にしてくれます。そしてブランディングで社員のベクトルが同じ方向に向けば、人間関係のトラブルも減ります。(p.8)
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未然に減らせるかはわかりませんが、
少なくとも公平なジャッジをしやすくなりますよね。
明言されていない部分でも指針があれば、動きやすくなるというのはあります。
ただ、それは具体的に社員がそのような方針で動いていると
実感しないといけないのでここのマネジメントが社長には求められます。
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中小メーカーなら、できるだけニッチな部分を手がけると、スイッチングコストが高くなり、発注元はおいそれとメーカーを替えられなくなります。このスイッチングコストをいかに上げるか?が、OEM生産で高い利益率を確保し続ける一つのコツと言えるでしょう。(p.72)
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ここはひとつの肝になる部分。
ただ、ニッチな商品を作る以外にもスイッチングコストの上昇には方法がある。
そうしないと、ニッチな商品は需要構造の変化が変わった時に脆弱だから、
ニッチさだけを追求するのはリスクが高い。 -
Yotsuya