- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478104323
作品紹介・あらすじ
代々木ゼミナールのトップ地理講師が語る「統計から学ぶ経済」。
本作のテーマは「統計」。企画コンセプトは、「統計データがわかれば、経済がより深くわかるようになる」です。
もちろん本書は、統計データをただ羅列したものではありません。データを理解するための「背景知識」とセットでまとめてあります。
統計データとは、事象の積み重ねでもあり、そこには必ず意味があります。例えば、「世界の人口トップ10」というデータで考えてみましょう。人口トップ10の国、例えばアメリカや中国、こうした国の人口は、ある日突然爆発的に増えたわけではありません。移民、経済成長、国の政策といったさまざまな要因を経て、人口トップ10の位置にいるのです。
本企画はその要因、つまりデータの「背景」に焦点を当て、世界をより深く理解するものです。
感想・レビュー・書評
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桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1292134詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前作の、経済は地理から学べ、に続く本。
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一般書として地理学を紹介しているのは良い試みだと思うが、因果関係が単純化されすぎていて、誤解を招きかねない記述が気になった。例えば、日本の林業は全く将来性がないように見えてしまう記述や、移民が受入国の失業を増加させる(一般の人々がその懸念を持っているのは正しいが、経済学では移民は受入国の賃金と雇用を押し下げない)ように見えてしまう記述、サウジアラビアとイランの不和は宗派の違いが理由で生じているように見えてしまう記述、など。注意して読む必要がある。
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思い込みの知識をアップデートしよう。
再読要
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アメリカは世界一の石油産出国(シェールガス革命)
中東諸国の重要性は低下した
フラッキングでは水の確保が重要となる。(実は環境負荷高い)
石炭と天然ガスの強みは安定供給。
が、東南アジアで脱石炭の動き
天然ガスは環境負荷が少ないので今後の利用は拡大する。
日本は世界一の液化天然ガスの輸入国。オーストラリア、マレーシア、カタール、ロシア、インドネシア、、、、から。
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普通に生活しているだけだと見落としがちな経済統計を歴史を交えて紹介される一冊。
受験対策にも学び直しにも。
voicyの内容と少し重複しているので、切り口を持たせた学び直しにも良い。
具体的に統計データを使用して語られているので、自分でもデータ元を眺めてみたい。