- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478105184
感想・レビュー・書評
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『日々進化を遂げるAIと過ごした日々の記録』
著者のIT書籍(Excel VBA関連の本)は見たことがあったが、小説を書いていることは知らなかった。怖いもの見たさで読み始めてみると。。。面白い!AIに関する雑学(ちょっと本格的な)が所々に挟まれ、なるほど〜と頷きながら読了! -
もし近未来になって、AIが社会実装されたら?
そんな世界を描いた青春小説。
実は結構リアリティがあって、AIの実装も、まだ「特区」の中での話。
その特区で暮らす若者たちのAIを絡めた群像劇だ。
そこに出てくる「AIが出来ること」については、きちんと取材が出来ている印象だ。
今現在のAI研究の世界で言われている「万能説」「限界説」についてもここで触れている。
AIが人類の能力を超えるのか?
については、答えは単純で「超える能力もある」だけだ。
人間が走っても、自動車に勝てないのと同じで、計算能力や記憶力、検索力については今現在でもAIに勝てる訳がない。
ただそれだけだ。
逆にAIに負けない人間の能力とは何なのか?
結局は「想像力」だ。
AIの限界の話では、先ず「フレーム問題」が持ち上がる。
AIはフレームの外側を超えることが出来ない。
決められた枠内の最適化しか出来ないのがAIで、枠を超えられるのが人間だけなのだ。
つまりは想像力。
ある一つの情報や課題に対して、条件や過去の事例の中から最適化を図るのがAI。
まったく別の材料を組み合わせたり、突飛なアイディアを出せるのが人間。
この小説ではAIを悪用して悪事を働く輩も出てくる。
ほんの数年後の近未来。限りなくこれらの事が現実的になっていくだろう。
つまり我々はこの世界から逃れられないのだ。
さぁどうやって生きるか?答えは出ているはずだ。
(2019/5/5) -
小説なのに参考文献が付いており、AIの技術について事実に基づいて書かれているようです。
これから先、AIそのものだけでなく、我々人間がAIに対してどう感情を抱き、どう扱うかということも課題になると思います。
本書ではAIがまるで人に対して愛情を持っているかのように振る舞い、人を喜ばせたり困惑させる場面がありました。人の想像力や共感能力に訴えるAIの行動が、将来人間にどのような影響を与えるのか、とても楽しみです。 -
AIに関する知識も、小説としての内容も、得るものがない
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AIの発展を描いた小説
作者は、ソフトの技術解説書を書いているひとなので、技術的側面がよくかけている。
小説としては、浅い -
ネットのレビューで最近のテックを理解する良きガイドとなる小説とのような触れ込みをみて手にしました。仮想通貨、AI、ライフログテックの課題等の知見を知ったように感じられるます。小説としては辛い評を残したいと思います。
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ときは東京オリンピック後の近未来
AI特区の大手IT企業で開発された美人AI「マルチナ」をめぐり、テスターとなった正真、開発者の五條堀、データを提供する沙羅、幼なじみが繰り広げる“ビジネス青春小説” -
AIは意識を持つのか?どうなんでしょう。