読み終えた瞬間、空が美しく見える気象のはなし

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 386
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478108833

作品紹介・あらすじ

空は美しい。そして、ただ美しいだけではなく、私たちが気象を理解するためのヒントに満ちている。

本書は、twitterフォロワー数33万超の人気雲研究者が「雲愛」に貫かれた視点から、空、雲、天気についてのはなし
や、気象学という学問の面白さを紹介する。

ゲリラ豪雨、上昇する平均気温、地球温暖化と思われる異常気象が続くなかで気象への関心は高まりを見せており、ニュースのトップに天気情報が来ることもいまや珍しいことではなくなった。

気象学は、物理、数学、化学、統計などを駆使しながら、雲や雨の発生を読み解き、予測する・・・複数の学問知を導入した知的な面白さに満ちた学問である。

しかも、それが、流れる雲、空にかかる虹、吹きぬける風、降りしきる雨、雪、夜空の月などで、目にすることができる、体感できる。

本書では、著者twitterで多くのインプレッションを集めた空の美しい写真、人気のキャラクターパーセル君を用いた図解を用いながら、気象学の魅力を、感動的に、超わかりやすく伝える。

本書の最後のページを閉じたとき、見慣れた空が全く変わった景色に見えてくる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 空、気象学について学べる本

    気象学といったら、空のことしか書いてないんだと思いきや、意外と地上で起こることや身近なことから気象学に結びつけて説明されていて、確かに雲って水とか水蒸気からできているものな…
    と改めて思いました

    空に興味がある人はとても面白い本だと思います

  • 雲とは「無数の水滴や氷の結晶が集まったもの」
    p67 なぜ雲は白いのか?なぜ空は青いのか?毎日、当たり前にあるけど知らない事ばかり。読書以降は空を見上げる回数が増える事間違いないです。

  • ふむ

  • 面白いと思いながら読んでるけど、
    いかんせん興味のない分野なので記憶には残らなそう。

    気候による現象、雲色々勘違いして覚えてたんだとも教えられた。

    水に話しかけても結晶の形は変わらない事が
    理路整然と書かれていた。
    話しかけたり、音楽で結晶の形が変わるという話は
    聞いた事があって面白いと思っていたんだけど、
    この本を読んで、ちょっとしょんぼり。

    でも、結晶の専門家になるでもないし、
    誰かに話すわけでもないから、
    いい言葉、楽しい音楽で結晶もご機嫌になると
    思ってたいと思った。
    その方が何か楽しい感じがする。
    空気が変わる瞬間ってあるし。

  • 著者の本が好きでよく読んでいるが、今回の本も予想を超えて面白かった。ホットコーヒーとエルニーニョ現象を結びつけたり、アイスコーヒーと積乱雲を結びつけたり、浴室の洗面器と雲の渦、そして風の音が結びついてるなど凡人では予想もつかないことをわかりやすく解説している!また、その現象についての専門用語も併記されているため覚えやすく、検索をするにあたって調べる一助となる。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/571513

  • 読み応えアリ

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著者プロフィール

荒木健太郎(あらき・けんたろう)
雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・博士(学術)。
1984年生まれ、茨城県出身。慶應義塾大学経済学部を経て気象庁気象大学校卒業。地方気象台で予報・観測業務に従事した後、現職に至る。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、気象災害をもたらす雲の仕組みの研究に取り組んでいる。映画『天気の子』(新海誠監督)気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』『もっとすごすぎる天気の図鑑』『雲の超図鑑』(以上、KADOKAWA)、『世界でいちばん素敵な雲の教室』(三才ブックス)、『雲を愛する技術』(光文社新書)、『雲の中では何が起こっているのか』(ベレ出版)などがある。
Twitter・Instagram・YouTube:@arakencloud

「2023年 『読み終えた瞬間、空が輝いて見える気象のはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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