自己肯定感で子どもが伸びる 12歳までの心と脳の育て方

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478109632

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  • 私が気になってやまないワード第一位『自己肯定感』。
    自己肯定感が地に落ちたまま大人になってしまった母親だけれど、娘たちの自己肯定感は常に伸ばしていきたいと思って子育てしています。

    本書は自己肯定感が、高すぎるのでも低すぎるのでもなく、安定している状態が最も良いと述べていて新鮮だった。高ければ高いほど良いと思っていたので。
    なにより親がすべきことは子供の話をただ聴くこと。ただ聴く、というのは実はとても難しいことで、大袈裟に肯定したり、ましてや否定したりしてはいけない。
    目の前の子供と向かい合って、その声に耳を傾けて、ありのままをまるごと受け入れること。

  • 「自分を表現するときに、自分の長所よりも短所ばかりを挙げる」
    「自分の考えを堂々と主張することができない」

    「自己肯定感」の低い日本の子どもたち、学生たちに危機感をおぼえ、脳の発達と「自己肯定感」を育む子育てとを関連づけて論述した子育て本

    《「自己肯定感」を育てるために、まず大事なのは、子どもの話に耳を傾けること》──第5章

    第6章、第7章では日常よくある場面がとりあげられる

    ・子どもがいたずらをしたとき
    ・子どもがうそをついたとき
    ・「自信がない、恥ずかしい」と言って固まるとき
    ・「学校に行きたくない」と言うとき
    ・毎朝「早くしなさい!」とイライラする
    ・指示したとおりにやらない、言うことをきかないとき
    ・子どもが勉強しないとき……

    紹介される対応のヒントは、子育てに悩む親をはじめ、教師、保育士、保健師、心理士など、子どもにかかわる人たちの心強い味方になる

    著者は小児科医、小児精神科医で現職は青山学院大学教育人間科学部教授

    2009年に出版した『日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか』(光文社新書)が話題になる

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著者プロフィール

青山学院大学教育人間科学部教授。昭和大学大学院医学研究科修了。医学博士。小児科医で、小児科と小児神経科専門医、児童青年精神医学会と小児精神神経学会およびてんかん学会の認定医資格を持つ。発達障害のほか、不安障害、てんかん、虐待、不登校・ひきこもりなどの分野で広範に臨床研究を行っており、約20編の英文、約100編の邦文の学術論文の報告がある。その他、雑誌等一般向けの原稿も多数。主な著書に『軽度発達障害と思春期』(明石書店、2006年)、『アスペルガー障害とライフステージ』(診断と治療社、2007年)、『新 小児精神神経学改定版』(小児医事出版社、2009年)、『日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか』(光文社新書、2009年)、『子どものQOL尺度 その理解と活用』(診断と治療社、2014年)などがある。

「2014年 『神経発達症(発達障害)と思春期・青年期』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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