DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478109687

感想・レビュー・書評

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  • 自分の中のお金に対する向き合い方が変わる本でした。
    貯蓄や投資で資産を増やす為の本はたくさんあるが、人生でお金を使う時期、使い方についての本は初めて読みました。
    「人生の各段階で使える時間はそれほど多くはない。」子供と過ごす時間、健康で多少の無理のきく時期など、いつかは出来なくなることを自覚して後悔しないように経験と思い出にお金を使っていこうと思います。
    一貫して若い頃の体験は良いと書かれていて、自身を振り返って、若い時にもっとリスクをとってチャレンジしとけばよかったなぁと思いました。

  • 漠然と貯金をしていた自分にぴったりの一冊だった。
    若いうちに『思い出と経験』に投資をしていきたい。
    以下、アクションとメモ。

    ◎アクション
    ・10年区切りのタイムバケット×3を作る
    →子供達としたいことも考える(子供が成長すると出来なくなることもあるため)

    ・(その上で)大谷曼荼羅チャートを更新する
    →人生で何を何回味わいたいのか?
    →将来の健康状態を鑑みて、今しか味わえない経験は何か?
    →「いつまでに」を月単位で考えて実行する
    →「いつまでに」が思い付かなければ枠外に

    ・記憶の配当を最大化する
    →経験している最中に写真をたくさん撮る
    →動画やフォトアルバムを編集する
    →その経験を一緒にした人たちとの再会を計画する

    ・ゼロで死ぬことに抵抗がある場合は原因を考える
    →「恐れ」の正体を「合理的なリスク」と「単なる不安」に分けて考えよう

    ・自分が生きている間に、子供に財産を与えることを考える
    →何歳の時に、どれくらいの額を与えるべきか
    →財産分与や寄付について事前に専門家に相談


    ◎メモ
    ・最大限に人生を楽しむ=ポジティブな経験を最大化することである

    ・節約ばかりしていると、その時しかない経験をするチャンスを失う

    ・【人生は経験の合計】である
    →あなたが誰であるのか、満足のいく人生かどうかは結局経験の数のみで決まる(not持っている金額)

    ・老後の医療費のために貯金するのは非現実的
    →最後の数年間を生き延びるために、人生の貴重な時間を犠牲にしてまで働きたいと思うのか?

    ・金の価値を最大化できる年齢は「26〜35歳」
    →譲り受けた財産から価値や喜びを引き出す能力は、年齢とともに低下する
    →身体は間違いなく衰えていく
    →健康で体力があるうちに金を使え
    →子供にも早いタイミングで財産を渡そう

    ・若い頃に健康に投資した人ほど得をする
    →健康の小さな変化は、人生全体の充実度に甚大な悪影響を及ぼす

    ・死ぬ前に後悔することトップ2
    →1. 勇気を出して、もっと自分に忠実に生きればよかった
    →2. 働きすぎなければよかった

    ・あなたが考えているより、老後に金はかからない
    →死ぬまでに必要な金=1年の生活費×人生の残りの年数×0.7
    →計算したら資産がピークに達する45〜60歳を目安にお金を使うことに注力せよ

  • ちょうど、両親がピークを作って使うフェーズに入ったところだと言う会話をした時に読んだので、とても納得感があった。
    たとえ、稼ぐことが楽しかったとしても、自分の命を何のために削って働いているのか、生き方を考えさせられる本だった。

  • 自己啓発本はあまり読まないが、この本はとても読みやすく、ためになった!
    ざっくり言うと、自分が稼いだお金を有効的に使ってさまざまな経験をし、思い出を作って人生を豊かにしようという話。
    それを達成するためにどうすればいいか、時間、健康、お金の面からレクチャーしてくれる。
    定期的に読み返したい一冊。

  • "重要なのは自分にとって大切な経験を意識的に選び、そこに惜しみなく金を使うことである"(引用)
    自分にとっての価値観のある経験とは何か、それは個々人によってきっと違う。人生を豊かにするためにまず自分を知ることが大切だと認識できた。

  • 価値観を揺さぶられた一冊。これまで、将来のために貯蓄をすることを無批判に「正しい」と信じて来たが、今を犠牲にしてまで貯蓄することを考え直させるのもであるし、ましてや貯めただけで使わずにそのまま死んでいくことがどれほどバカバカしいか、とても納得させられた。

    45歳で資産を切り崩す勇気は自分にはないけれど、将来のキャッシュフローとある程度真剣に予測しながら、無意味に貯蓄するのはやめようと思う。そんなふうに価値観が変わる本は珍しい。

    文章は美しくないし、構成の論理性も唸るほどものではないが、筆者の主張に強く共感できたので⭐︎4つ。

  •  45歳の今、この本を読んで考えさせられることが大きく2つ。

     1つ目はやはりこの本のテーマ「思い出づくり」。
     幸い子供にも2人(男の子)恵まれ、今まで家族との時間を大切にしてきた。仕事も大切だが、家族との時間を優先にすることにどこか疑問もありながら生活してきたのも事実。でも、この本を読むことで今までの生活が何か裏付けされたようで嬉しかった。日頃「今を楽しまないといけないよね」と話題にすることでそんなもやもやを解消し、納得してきたが、この本を読んだ後には「やっぱり良かったんだ!」と明るい気持ちになれた。
     2つ目は「お金の使い方」。
     年金やNISAなど「老後に蓄えよう」と考えていたが、その大切さ、考えが変わってしまった。妻と「いつか屋久島に縄文杉を見に行きたいね」と言っっていたが、すぐにでも行きたい気持ちにさせてくれた。お金の使い方を考えさせられた一冊。

     若い時に読んでおけば良かったとの感想もあるが、45歳という歳で出会えたのは幸運だった。根拠は具体的には挙げられないが、時間の感覚、お金の感覚、価値について納得できることばかりの本だった。ぜひ読んでいただきたい一冊!

  • 冒頭の「アリはいつ遊ぶことができるのだろう?」に対する答えを考えてみた。

    それは、結局「常に今」なのかなと思った。
    例えば20代であれば、お金を使って得られた経験や思い出の複利効果を最大化できるので、20代こそ遊べということになる。次に30代であれば、もし子どもがいたとして、子どもが幼い時にしかできないことを一緒にやるべき。40代であれば、収入も上がりお金に余裕がありますし、まだまだ身体は動く。50代、60代はアクティブなことをする最後のチャンスかもしれない。70代になったらもう将来のために金を貯めるのはバカらしい。
    つまり、資産運用や子どもへの財産分与はしっかり考えるとして、使い切れないお金のために自分の人生を差し出すのは無駄であり、「今、遊ぶべき」なのかなと。

  • できるだけたくさんの体験をして思い出をつくろうとかお金がかかっても体験を重視しようと思っていた派ではあるけど、なぜそれが大事なのかと、それをやるべきタイミングを重視すべきなんだということには改めて気付かされる部分があった。
    読み終えて特に以下は実践しようと思う。
    ・子どもには早めに資産を分け与える
    (子どもが適切に活用してもらえる年齢になったときに与えないともったいない)
    ・今しかできないこと、を考え意識的に行動を選択する
    L子どもがそばにいる間は子どもとの時間を最優先に過ごす
    L年齢によって旅先・遊ぶ内容は考える
    ・若いときから健康のために投資する
    (不健康を放置していることで大きい病気にかかるほうがお金がかかるので病気にならないための対策を講じるべき)
    ・老後確保しておくべきお金は、老後を過ごそうと思っている土地での1年の生活費×残された日数×0.7

  • 1 どんな本?
     「人生で一番大事な事は思い出作りである。」と
    言う価値観を根底に、蓄財0で死ぬ事を勧める本
    。財産贈与や寄付も死ぬ前に最適なタイミングを
    見定めて行う事を推奨している。人生に対する新
    たな考え方を提示してくれる希少な本。目的は人
    生の最適化。

    2 何で読んだの?
    (1) レビューが高くてベストセラーだから。
    (2) 金の使い方を学びたかった。
    (3) 支出計画を変更した状態になりたい。

    3 著者の問題提起
    その貯蓄は無駄だ。生きているうちに全て使う
    べきだ。

    4 命題に至った理由
    死を身近に感じて喜びを先送りしていた事に気
    づく人々を多数見たから。

    5 著者の解
      支出には用途に応じて最適なタイミングがある
     。それは生きているうちしか無い。

    6 構 成
    全9ルール264頁
    アリとキリギリスの寓話に対する疑問から始まり
    、「人生で一番大事なのは思い出を作る事だ!今
    始めよう!」と終わる。ルール1〜4で「お金<思
    い出」を訴えて、ルール5、6で支出の最適なタイ
    ミングを、ルール7で計画を、ルール8で貯蓄を
    減らし始める時期を、ルール9ではリスクに対す
    る冷静を訴えている。各ルール末にまとめがあっ
    て分かりやすい工夫が施されている。

    7 重要な語句・文
    (1) タイムバケット
    (2) 長寿年金
    (3) 働いた時間=資産(余ったら無駄な労働)
    (4) 生前分与
    (5) 金、健康、時間
    (6) リスクを取らないリスク
    (7) 死のカウントダウンアプリ
    (8) 金、健康、時間のバランス

    8 感 想
    新しい考え方を学んだ。参考に人生を計画した
    いと思った。
    刺さったのはタイムバケット。老後に回して時
    間や体力が有るとは限らない事。と言うか今より
    体力が有る時はない。
    深く知りたい事は生前分与。税金はどんな感じ
    かな?
    人に勧めるならリスク分析。リスクを取らない
    リスクも有る。冷静にリスクを分析して決定する
    べきだ。
    グラフで金の価値を引き出せる力は35をピー
    クに年齢と共に衰える事がわかった。
    タイトルの通り資産ゼロをで死ぬ事を目標にす
    る本だった。

    9 TODO
    (1) タイムバケットの作成
    (2) 死のカウントダウンアプリの導入
    (3) 生前分与を家族と相談
    (4) 要らない物の処分

    10 問 い
    金とは?

    11 答 え
    幸せの手段の一つ

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著者プロフィール

【著】ビル・パーキンス
1969年テキサス州、ヒューストン生まれ。アメリカ領ヴァージン諸島に拠点を置くコンサルティング・サービス会社BrisaMaxホールディングスCEO。49歳のミリオネア。アイオワ大学卒業後、ベンチャー・キャピタル、エネルギー業界を専門に金融業界で活躍。ヘッジファンドマネージャーとして大成功を収める。その後、映画業界にも進出。みずから俳優・監督して映画制作にたずさわる。高額の賞金を獲得するポーカーの名手としても有名。

【訳】児島修(こじま・おさむ)
英日翻訳者。1970年生。立命館大学文学部卒。

「2020年 『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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