メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478113585

作品紹介・あらすじ

心が折れる前に、逃げよう。
出世街道まっしぐらの中、パワハラ・激務でうつ病発症、休職、左遷…からの転職・年収2倍の奇跡の大復活。
【10万超えいいね!連発】Twitterで超人気の会社員(わび@Japanese_hare)初の著書!
仕事・人間関係に病まないコツ&メンタル回復法、満載

感想・レビュー・書評

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  • 著者のTwitterが好きで、著者のエッセイである本書を購読。

    著者は自衛隊の時にパワハラにあって一度メンタルダウンしたがそこから復活し、市役所に転職後、現在は外資系企業で働いている。
    著者のどん底から復活した経験から多くのことを学べた。以下の3つは特に参考になった。

    1.二兎を追う者は一兎も得ず
    仕事で出世を望む場合、たくさんの時間を仕事に割かれる。にもかかわらず、プライベートでは家族との時間を大切にしたいというのは、2つの矢印が正反対を向いている状態。自分の人生において大切なことに向かうことが大事。

    2.絶対的な必要性は圧倒的な成長につながる
    望んでいる成長に足りないのは、絶対的な必要性が少ないこと。

    3.仕事のやりがいは、仕事内容だけでは決まらない
    仕事のやりがいは、仕事内容のほかに、ちょうどいい緊張感、オフィスの快適さ、良好な人間関係、組織の風通し、自分の成長、福利厚生、自由度、仕事に見合った報酬に左右される。

  • 「人間関係」は仕事を辞める理由で一番多い理由ではないだろうか?
    今の職場は、給料は安いけど人間関係だけは良かったので、けっこう長く働いてきた。
    だが、今年に入ってから一気に崩れた。
    給料に不満を持って辞めたいと話していた人が、口先だけで辞めずに、仕事中に陰口や人の足を引っ張るようなことばかりし始めた。
    今はいつ辞めてもいいやというスタンスで働いている。
    この本によると、辞める覚悟ができていると、もはや怖いものがないから仕事に迷いがなくなり、仕事をテキパキこなすようになるらしい。
    たしかに、仕事だけに集中し、あとはもう必要最低限でいいと思うと、以前より仕事が早くなったような気がする。
    人間関係によるストレスでメンタルが弱ってる今、この本を読んでいろいろと参考になった。いくつかピックアップする。

    ・おうち入院
     入院生活を自宅で再現するもの。とにかく何もしないこと。激しい運動をしない、遠出もしない、人と会わない。ひたすら寝るなど。

    ・超メンタルが強い人
     ・仕事以外に没頭している趣味がある。
     ・コントロールできないことに執着しない。
     ・信じるものがある。(俺の生き様はこう!)

    ・ずうずうしい人(嫌な人)への対処
     一線越えてきたら反論し、「こいつは簡単に利用できない」と思わせる。

    ・自分の生き方にウソがない人は信用できる
     いつも自分の好きなように生きている人は他人の浮き沈みに興味がないので、一定の距離感で付き合える。調子が悪いときも変わらず接してくれる。

    ・「ご機嫌ルーティン」をつくる
     一日の終わりにちょっとしたご褒美を作り、自分で自分を褒める。好きな食べ物を食べるなど。

  • 読みやすくて、一気に読めてしまった。著者は自衛隊を10年勤め、順調に昇進していくものの、パワハラ上司に当たってしまい、心身共に病んでしまったが、そこから奇跡の回復をし、市役所、民間航空会社に転職成功させた。その回復法がメインの本だが、なかなか興味深かった。パワハラのターゲットにされるのは、仕事ができない人やできる人などではなく、素直で優しい人、反抗しない人が狙われると言う。確かに、自分自身とても心当たりがある。そんな時には、その人のゆう事を聞かなかったり、やらなかったり、とにかく反抗する事が大事。この一線を越えたら撃つ!という表現がなんとも自衛艦らしいが、とてもしっくりくる表現。あとは、とにかく楽な道を選ぶ、平時は80%で過ごす、いつでも辞める覚悟をもつなど。また、ドラクエで転職しない人はいないというのは、なるほどなぁと感じた。

  • 他の方も書いているように、なじみのない自衛官の生活が書いてあってそこは興味深く、また、実際にメンタルをやられてしまったところから回復までの方法が書いてあるため、そのヒントを得ることができる
    安定した生活のためには、いつでも転職できるように自分のスキルを上げること、というのは、キャリア形成系の本でも度々出てくるので自分にあてはめて考えていきたい

    以下、自分用備忘録
    何かにイライラしているときは、無意識のうちに何かに依存や執着しているとき
    →少し距離を置くために、「まあ、いいか」とつぶやく
    過去や未来を断ち切って思考を「今」に戻す
    →(1つの方法として)筋トレ、お参り、好きなものを食べて思考や五感を今に戻す
    人の気持ちなんてコントロールできない

    メンタルが強い人
     仕事に依存しすぎていない
     コントロールできないことに執着しない
     信じるものがある

    よく走っている人は病まない
    運動不足を感じている人は、3分だけ自衛隊体操を毎日やってみる

    ビジネスでは、結論から話すことは大切、人の集中力の持続時間は8秒、次の瞬間死ぬかもしれないという心構えで伝える

    不安は初動で解消することが重要→わからないことをはっきりさせてから、先輩や同僚に相談する

    会社は人の得意分野の集合体、苦手なことがない人より、誰にも負けない武器を持っている人が重宝される

    転職活動で筆者が実践したこと
    1、自分の知識と経験からできあがった仕事の武器を捨てない
    2、自分の武器がどのように役立つか説明できるようにする→新しい職場での再現性を話す

  • 職場の人の喜怒哀楽や言動を気にしたり、敏感になって心が疲れることがしばしばあった。本書の通り、人の気持ちなんてコントロールできないのだから、自分の気持ちにもっとフォーカスして、自分を大切にしようと感じた。現在運良くパワハラがある環境にいないため、将来あった時には、本書の教え通り一線越えたら撃ちますよマインドでいようと思う。

  • 読みやすい。
    自衛隊が逃げることも必要と言っているのだから逃げたっていい。自分の命を守れるのは自分だけ。

  • 転職もありだと頭に入れておこうと思った!
    嫌なことはただ立ち向かうだけでなくて、場合によっては逃げる必要もあるかな

  • 筆者がメンタルダウンした経緯がリアルに書かれていて心が痛みました。1度メンタルダウンしてしまうと、回復に時間がかかってしまうしすごく苦しむと思います。
    文章は読みやすくて精神の安定のための本当に基本的なことが書かれています。皆分かっているんだろうけれど、これが1番難しい!
    すごく苦しくてどうにかなってしまいそうな時に読んでみると気が楽になるかも。
    自分を苦しめる環境や考え方が全てではないって教えてもらいました。
    足長のウサギのイラストとお箸のエピソードはクスッと和みました。

  • 一度メンタルダウンを経験し仕事で復活しようと考えている人におすすめ。

    【概要】
    ●生き抜くための「戦略」と「戦術」(メンタル、仕事、人間関係、転職)
    ●強制的に思考を「今」に持ってくる方法
    ●心の余裕の持ち方
    ●会話で重要な「何を言わないか」

    【感想】
    ●書かれているとおり、小さな達成感の積み上げが大切であり、そのために何をすればよいかが書かれている。
    ●自分の気持ちをいかにリリースさせるか、そのポイントが書かれており読んでいて「なるほど」と思えた。あくまでも仕事は人生の手段である。

  • 病気や業務量でメンタルやられかけた経験があるので、内容は共感。
    ただ、全体的にあっさりしてて、もっと深くご経験を聞きたいなと思った。

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著者プロフィール

航空業界で働く危機管理屋。某国立大学卒業後、陸上自衛隊幹部候補生学校に入隊。高射特科大隊で小隊長、その後、師団司令部や方面総監部で勤務。
 入隊後10年間は順風満帆だったが、早朝から深夜までの激務と上司によるパワハラが重なり、メンタルダウン。第一線からの異動を経て、「出世ばかりが人生ではない」「人に認められるためではなく、もっと楽しく生きたい」と思い、市役所に転職。激務だった自衛隊時代に比べると天国のような場所だったが、自らの成長の機会を得るため、転職後1年半で航空業界にキャリアチェンジ。給料は市役所時代の倍に跳ね上がった。
 自衛隊などの社会人経験で身につけたメンタルコントロール術、仕事や人間関係に対する向き合い方などを中心にツイッターで発信を開始。普通の会社員にもかかわらず、開始して2年で8万人フォロワー突破。ツイートはネットニュースにも取り上げられ、人気を博している。

Twitter @Japanese_hare

「2022年 『メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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