- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478114896
作品紹介・あらすじ
90万部超のベストセラー『超一流の雑談力』著者による、新しい話し方の本。
著者がいう「武器になる話し方」とは、「結果を出せるコミュニケーション」のこと。
著者は、以下のように三流、二流、一流と比較してみると理解しやすいと言います。
三流の話し方:コミュニケーションの悩みが多く「人前で緊張してしまう」「何を話したらいいのかわからない」など、どう解決したらいいのかわからない人の話し方
二流の話し方:コミュニケーションの悩みをほぼ解決でき「人と仲良くできる」「会話が続く」という、コミュニケーションでのストレスを感じにくい人の話し方
一流の話し方:「コミュニケーションが得意」を超えて、会話するだけで相手から応援を得られる、信頼も得られる、人もお金も情報も寄ってくる人、会話で自分にも相手にも幸福をもらたらすことができる人の話し方
この「一流の話し方」=「武器になる話し方」です。
著者は、これまで30年以上、コミュニケーションや英語をテーマにした研修や講演を行ってきて、経営者を含む、何万人というビジネスパーソンとお付き合いをしてきました。
そうした中で強く感じるのは、なんともったいない話し方をしている人が多いのか! ということです。本来ならもっと評価を受けていい人、もっとレベルの高い仕事ができるはずの人、よりたくさんの収入に恵まれるべきであるはずの人が、不当な扱いを受けたり、苦労を強いられたりしているということです。
本書では、著者がいつも研修でお伝えしているプログラムをもとに改良・応用をしながら、知っておくべき話し方をお伝えします。
まずは、話し方の弱点を知ること。そして、その弱点は簡単に克服できるのだということを第1章~2章を中心にご紹介いたします。
3章から4章では、対人関係やビジネスの中でこちらの言いたいことを上手に伝えるためのテクニックと、性格的な相性を克服する方法について。また5章からは人前で話すときのコツを具体的な事例をふまえてお伝えしていきます。近年は仕事でYouTubeなどの動画を活用している人も増えていますので、そのときの注意点なども紹介しています。
続いて6章と7章では、いい印象を与えながら、話を聞き続けてもらう方法を伝えます。
最後の8章では、セミナーや講師などを務める場合の話し方についてご紹介します。これまでと比べて、オンラインなどでも講義できるようになり、多くの人が話し手になる機会が増えると思います。著者が講師として行っているときのテクニックも赤裸々にまとめています。
感想・レビュー・書評
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具体的な事例も多くあり個人的には面白かった。
こういうコミュニケーションのノウハウ本ってのが好き嫌い分かれそうではあるけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
OPACへのリンク:https://op.lib.kobe-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2002313174【推薦コメント:出生の意思を胎児に問うことができるという視点が面白そう!】
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九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1397348 -
#flier
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flier要約
https://www.flierinc.com/summary/2957
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安田正(やすだ ただし)
株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役(1990年法人向け研修会社パンネーションズを起業)
現在は英語、ロジカル・コミュニケーション®、プレゼンテーション、対人対応コーチング、交渉などのビジネスコミュニケーションの領域で講師、コンサルタントとして活躍している
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「話し方」今の私の最大のテーマ。
話し方に注力すると、いかにシンプルに分かりやすく話す(説明、プレゼン)かどうかに注目してしまうか、①どのように聞くのか、それに対して②どのように答えるかすごくポイントだと感じる。
たとえ上手く話せたとしても、相手からくる質問や感想、フィードバックに対して自分の思いを上手く伝えられないと意味がない。
自分の思いを伝えるための言語化緑化も伝えるには大事。
本書にあった、話の長い人の対応方法、
内容が果たしてコーチングのクライアントさんに使えるのかは疑問だが、一つのスキルとして出来るようになると良いと思った。
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(以下要約から抜粋)
【話を延々と続ける人がいて困ったときは、5つのステップで話題を転換しよう。相手が演歌の話ばかりしていて、話題を変えたいと思ったときの例を出して見ていく。
「……で、私、北島三郎のコンサートにも行ったことがあるんです」→「へぇー北島三郎いいですよねぇ。お好きなんですか……私はエルトン・ジョンが実は好きで……」→「へぇー、その人どの国の人なの?」→「イギリス人です。私、実は30年以上も前にイギリスに留学したことがあって、もうエルトン・ジョンとともに人生生きているくらい好きなんですよ。好きな歌手がいるっていいですよね。好きな音楽はいつ聞くことが多いのですか?」→「寝る前とかですかね……」→「私もですよ。なかなか寝つきが悪いもんで、あなたは寝つきがいいですか?」
このように、最終的にまったく違う話題に移ることができた。整理すると、次のようになる。
(1)相手の話題:北島三郎が好きなんです
(2)自分の話題の素地:私は、エルトン・ジョンが好きです
(3)質問で、相手の話題を停止:音楽はいつ聞くんですか?
(4)答える:寝るときです
(5)話題を変える:私、寝つき悪いんです。あなたはどうですか?
まったく関係ない話をいきなりするのではなく、質問をベースに流れを変えるため、相手をイヤな気持ちにさせずにすむ。
ポイントは(2)と(3)だ。(2)で相手の話題に乗りつつ、ちょっとだけ軸をずらす。
そして(3)の「相手の話題を停止させる質問」で、別の話題に転換する。「相手の話題を停止させる質問」は、「いつ」「どこで」「誰と」「どのように」といったものが使いやすいだろう。
やや高度ではあるが、コミュニケーションの訓練としてもおすすめできる方法だ。