- Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478320136
作品紹介・あらすじ
マクドナルドは、若者のもの?とんでもない。それは、ポテト栽培から、畜牛農場から、アリゾナの効外店から、ベオグラードの都心店まで、ビジネスのあらゆる部分を統合し、規模は地球的、複雑さは鉄鋼、自動車に劣らぬ第一級の超大企業である。21世紀へ向けて、経済のソフト化、サービス化がますます高まるなかで、本書からは、限りなく大きな示唆を得られるはずである。
感想・レビュー・書評
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マクドナルド 創業者 レイエイクロックの伝記
しがないソフトクリームミキサーの中年営業マンであった人が
自動車のフォード・鉄鋼のカーネギーと並び称される外食企業を
わずか30年ほどで作り上げた事実。
ビジネスに対しての見方考えさせられる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ボブス・ビックボーイや、バーガーキング、テイスティー・フリージー、デイリークイーン、ケンタッキーフライドチキンの創業の模様を紹介し、マクドナルドがどのようにこの集団から抜け出し、現在のような勢力を持つに至ったかが明らかにされている。
・飲食業で事業を興したい人
・フランチャイズ経営で全国展開をしていきたい人
におすすめ。
ファーストフード産業、変化する戦後社会、先見の明のあったマクドナルド兄弟、戦略家のレイ・クロック、フランチャイズの決断、そしてマクドナルドの関するその他の事実(と虚構)について語っているので、読んでいて楽しい。
どこのマクドナルドでフライドポテトを買っても、みな同じ味がする--これこそ、レイ・クロックの目標であり、マクドナルドのブランドの強みになっている。
このくだり、当たり前のようだけど至極難しい。
世界の山ちゃんの手羽先は関東と名古屋では味が違う。
スタバのドリンクは作る人によって味が違う。
フランチャイズの難しさ、マクドナルドの凄さはここにある。
あー、テキサスバーガーは食べたい。
***
マクドナルドジャパンの戦略部隊に友達がいる。
年末にウエンディーズの撤退について聞いてみたところ、
「うちはもうファーストフード業界内の企業を競合と思っていない。売上規模や成長度合が違うから。競合は別の業界にいる。そちらに勝つことが大事。」
と教えてもらった。
その言葉通り、ずっと最高益更新中。注目に値する会社である。