メンタリング・マネジメント: 共感と信頼の人材育成術

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478360743

感想・レビュー・書評

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  • メンタリングの意味がわからないままに読み始めました。
    メンターによるマネジメント。
    メンタリングとは、メンバーの可能性を最大限に発揮させることで、企業の生産性を無限大にまで高めようとするマネジメント。
    1つ1つが優しく刺さりました。

  • Q.メンターとは?
    A.良き理解者、良き支援者である。

    相手が自発的に自らの能力と可能性を最大限に発揮できるように
    共感、支援、指導ができる人のこと。
    老賢人メントール(Mentor)が語源。


    Q.メンターの存在価値とは何か?
    A.誰かを信頼し、そして勇気を与える(魂に火をつける)こと。

    メンターの役割は必要な支援を行うこと。
    なお、相手が望まない支援など支援ではない。迷惑である。
    あなたが誰かの側に「居るだけ」で勇気を与える存在であれば最高だ。


    Q.そのような素晴らしい影響を与える人とはどんな人だろうか?
    A.「相手から見て」信頼され、尊敬されている生き方をしている人である。

    褒めない。相手の生き方に感動し、喜び、感謝する。
    トラブルが起きたら(自分が)困るからと指導するのではない。
    相手に権限を与え、失敗と学びの機会を支援し、その責任を取る。

    「期待(自分都合)で相手を管理するような下策に走らない」
    むしろ「信頼できない人を信頼する」などして善を引き出すなど、
    メンターとは、他者の生き様に命を賭ける、メタ情熱を燃やす生き方である。


    Q.マネジメントとはなんのためにするのか?
    A.人々の能力と可能性を最大限に発揮させて大きなアウトプットを得ること。

    ゆえに、現代のような知的、創造的な活動が多い時代では
    旧来の教育や権力の行使より、メンタリングマネジメントの方が有効な場面は多い。


    メンター、カッコ良すぎる。もはや聖人である。

    逆に
    「そうは言っても...現実にはなかなか...」「聖人君子になれというのか?無理だ!」
    などと言い訳することのカッコ悪さ。凡庸さよ。。。

  • 人が育つと言う事は、単に知識や経験が増えると言うことではありません。それらを活かして社会に新たな価値と感動提供できるようになると言うことです。それは一言で表現すれば、社会にとって必要な存在になると言うことです。

    事実型人材とは、講義に定義すれば、次のような人材です。異なる環境条件の中においても、自らの能力と可能性を最大限に発揮して、道を切り開いていこうとする姿勢を持った人材。

    どうすれば不満をなくすことができるようになるのでしょうか。不満をなくすためには、他人に期待せず、自分自身に期待すれば良いのです。他人や会社が自分に何をしてくれるかではなく、自分が社会や他人のために何ができるかを考える。そして自分が今できることから諦めずに取り組んでいけば、不満と感じるものはなくなっていくはずです。不満を感じたら、それは自分の出番なのです。

    問題から逃げたところで、また同じ問題が降りかかってきます。それを解決しない限り、何度でも同じような問題が起こるのです。問題から逃げるのではなく、問題を受け止め、それを解決し、乗り越えていかなければなりません。また、それによって自分自身を成長させていくことができます。

    メンターにとって重要な事は、決めたことができるかできないかではなく、決めたことをとことんやり抜くと言う姿勢です。つまり、困難や問題に対して、どのような取り組み方をするのか、日々どのような生き方をするのかということです。メンターにとっては、相手にどう接するかよりも、相手の前でどう生きるかが問題なのです。

    職場において見本になると言う事が具体的には次のようなことです。自分がまず面倒で難しい仕事を喜んでやる。ピンチを喜びチャンスに変えるところを見せる。クレームのあったお客様ほど声優を尽くすことでより強心霊関係ができることを見せる。ビジョンとポリシーを浸透させたければ、ビジョンとポリシーを最優先して行動する。自分が助けてもらう前に相手を助ける。部下をやる気にさせたいのなら、まず自分がやる気になって物事に取り組む。勇気を与えたければ勇気を見せる。部下がわかってくれないのは自分が部下のことをわかってこなかったから。自分が不満を言えば自分への不満も言われている。不満や愚痴を口にしない。できないと言う人がいるのであればやってみせる。自分が暗いと職場が暗くなる、職場を明るくするには、いつもス受診をして前向きな発言をする。相手に夢を持たせたければ、自分が夢を持つ。本金させたければ、自分が本気になる。感動を与えたければ、自分が感動するような仕事をする。夢を共有したければ、自分が夢に向かって輝いて生きている姿を見せる。

  • メンタリングの心構えは自己責任。
    2005年の本である点が注意。
    今はオススメしづらい。
    当時は管理型マネジメント主流だったこともあり、この手の腹を割った接し方は新鮮さはあっただろうし
    実際に効果あったと思われる。
    しかし、2023年視点ではいただけない。
    コレをまともに信じて行動するわかにはいかない。
    見本とお手本の考えは育成してんだと取り入れたく、指導は選択肢に過ぎないのもわかる。
    北風と太陽論に尽きるが、どうもこの本の話の太陽はやや素直に受け止めることができない。
    夢を語ろうはどうしても今の時代感覚ではうさんくさくなるので難しい。

  • このような上司がたくさん居ると良いと思う。

  • 得るものを変えるためには、まず与えるものを変える。
    他人を変えたければ、自分を変える。
    人を育てたければ、自分が育つ姿を見せる。

    やる気になるためには、夢を確認することが必要です。
    「今日も日本を変えるために、仕事に行ってくる」

    問題をチャンスとして捉える。

    指導とは「教える」ことですが、育成とは「見せる」こと。

    メンターとは「相手をやる気にさせる人」

    自分が相手に求めていることは、まず自分から相手に与えること。
    他人は鏡。

    メンターは明るく前向きに。

    常に部下の見本となって行動せよ
    部下の短所は自分の出番
    怒るなら、尊敬されてからにせよ
    一緒に仕事ができるだけで、毎日部下に感謝せよ

  • 大前提は『自分は今の仕事が大好きだ』となっているので、自分はここで行き詰まってしまうが、『他人は自分を映す鏡』という考えは大切だなと。

  • 極端な例も出てくるが必要なマインドセットが論理に書かれてて良書

  • ”福島さんのメンタリングの真髄が知りたくて購入
    ---
    T:
    P:
    O:
    ---
    <読書メモ>”

  • タイトルの通り、上司が管理者ではなくメンターとしてふるまうことを通じたマネージメント法を説いた本。

    手元に置いて再読したい。

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著者プロフィール

アントレプレナーセンター代表取締役。1958年生まれ。早稲田大学法学部卒業後、さまざまな事業に挑戦し、1988年株式会社就職予備校(現・アントレプレナーセンター)を設立。代表取締役に就任。通産省産業構造審議会委員をはじめ、数々の委員を歴任。自立創造型相互支援社会を目指し、自立型人材の育成、組織の活性化、新規事業立ち上げ、地域活性化などの支援を続けている。これまで、25年以上にわたって、日本を代表する大手企業、ビジネススクール、全国の地方自治体などで、のべ30万人以上に研修、講演を行う。受講生からは、「人生が変わった」という声が多く寄せられる。「他人の成功を応援すること」を生きがいとしており、企業経営者など多く
の人から「メンター」と慕われている。著書は『メンタリング・マネジメント』(ダイヤモンド社)『リーダーになる人のたった1つの習慣』(中経出版)『仕事が夢と感動であふれる5つの物語』(きこ書房)『僕の人生を変えた29通の手紙』(日本実業出版社)『僕はがんを治した』(WAVE出版)など多数。

「2021年 『新装版 真経営学読本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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