関係性マーケティングと演劇消費: 熱烈ファンの創造と維持の構図 (戦略ブレーンBOOKS)
- ダイヤモンド社 (1999年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478372654
作品紹介・あらすじ
「顧客満足」を超えた「顧客歓喜」をつくり出せ。宝塚歌劇、劇団四季、劇団ふるさときゃらばん、等など、「演劇は芸術なり」というよりも、「顧客の支持があってこその芸術」と、商業芸術に徹する人々の圧倒的な顧客獲得・維持力の秘密はどこにあるのか。
感想・レビュー・書評
-
演劇の世界からマーケティングを読み解く。
1999年なのがポイント。
大量消費時代のマスマーケティングが終わったとのみかたの時代。
個人のロイヤリティを高める方向性にかじをきりセグメントマーケティングに挑む話。
だが、ここからデータドリブンや個人の趣味格好側かネットとモバイル全盛の時代に入った。
その時代から見ると歴史として読み解くことができる。
whatに答えるのは難しいが、顧客動向の前後を捉えるホリリズムの考えは今に生きてきそう。
データも取れるし推し活の時代でもあるので関係性マーケティングの視点は求められそう。
ただ、ロイヤリティの考えやマスマーケティングはバイロンシャープの学派と比較するとこの本の言説とは相性悪そう。
時代が進んだ状態の関係性マーケティングを抑えたい
ただ、このもがきに見えるがエンタメに視点が向いているのは今の熱狂の時代に必要な角度に思う。
宝塚筆頭に生活とともにというより人生と共にに入った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実に狭く、ファナスティックな世界のマーケティングであるがいろいろと面白い。いま、コミュニケーションとリレーションについていろいろ論じられているが、意外とヒントがある。
ふるさとキャラバンを事例として取り上げているが、内容は古くない。