- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478490402
作品紹介・あらすじ
予知・予測は不可能だが、起こる可能性のある未来を複数想定し、「その未来が実際に起こったらどうするか?」を事前に考え、意思決定力・判断力を高めることはできる。これがシナリオ・シンキングだ。起こる可能性のある未来は「〜だろう」という"予測"の言葉ではなく、「〜していた」という"未来完了形"でストーリーとして語られなければならない。シナリオ・プランニングの基本がわかる一冊。
感想・レビュー・書評
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戦略的なストーリー構築の重要さがわかった。過去分析ではなく、未来につなげる内容は貴重だと思う。
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認識できないと行動できない
効果=質×受容度
時間軸・テーマ・地理軸
ドライビングフォース、未来を形作る要素 -
【シナリオ・プランニング時に役立つ目標達成に影響する要因の分類】(仮説)
制御可能要因
制御不可能×予測可能要因
制御不可能×予測不可能要因 -
ロジカル・シンキングの先。ロジカル・シンキング→システム・シンキング→オブジェクティブ・シンキング→シナリオ・シンキング。戦略を策定するための環境をどのように認識するかの方法論。前提。
「第4章:シナリオを実際に作成する」は習得したいスキル。繰返し実践する。 -
常識に囚われず、あらゆるケースを想定し、想定内で対応する。
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不確実な未来に対処するための、シナリオシンキングを解説した本。
まず、過去の経済予測やアナリストの発言などで、常識のように語られていたものが実際はいかに不確実であったかを実例をもとに示している。
その上で、シナリオシンキングに必要なロジカルシンキング、システムシンキングとはどのように行うものか、実例を交えて解説した上で、シナリオシンキングを解説している。
実際に業務でシナリオシンキングの実践のための方法まで書かれており、その点で実践的であるという印象。
「シナリオは「どういう未来が起こるのか予測する」のではなく、「起きる可能性のある未来が実際に起こったらどうするか」を考えるためのツールである」という点で、行動まで述べられているのが興味深い。
これは、コンティンジェンシープランに通じるものだろう。
今となっては、題材が古い感(アナログカメラとデジタルカメラなど)はあるが、シナリオ・シンキングの入門としては手頃だと思う。 -
物事のシナリオをどうとらえて、プランニングするか、わかりやすい図とともに解説されています。