- Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478600481
感想・レビュー・書評
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ドラッカーの半自伝本。
Ⅰ 失われた世界
Ⅱ ヨーロッパの人々
Ⅲ アメリカの日々詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【読書】現代社会最高の哲人と言われるドラッカーの半自伝。ドラッカーは1909年にウィーンに生まれた。20世紀をまるまる生きたドラッカーの交友関係は恐るべきものだ。「大転換」を著したカール・ポランニーとの交友はその一部。経営学にとらわれないドラッカーの知識、知ることへの欲求を知ると、やはりこれこそ知識人なのだと思う。自分も90歳を超えてもなお向上心を持ち勉強をしたいと思える人間になりたい。印象に残った話は、キッシンジャーを育てたというフリッツ・クレイマーの話だ。ドイツ人のクレイマーはナチスドイツに対抗する彼はアメリカ陸軍参謀長のヨーロッパ担当政治顧問になり、のちの国務長官になるキッシンジャーに目をかけ育てあげれいる。クレイマーの政治哲学は、外交は最高の政治力が必要であり、そのためには天賦の才能が必要というもの。いわゆる大外相論である。大外相の後には必然的に凡庸になる。要は一人で全てできてしまうのだ。これは他の仕事でも同じである。行政は継続性が重要である。担当ポストの人間が変わっても政策が重要である限り継続される必要がある。カリスマ性がある人間がその能力により一時期のみを抜本的な改革を行っても、継続しなければ意味がない。そのためには必ずしもカリスマ性ではなく、真摯さによるリーダーシップが必要である。勤勉さと献身によってリーダーとなり、権力を集中させずにチームを作ること。これこそが重要である。
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ドラッカーは色々な人に出会いながら自分の考えを作り出したんだと思う。GMのCEOスローンの話は興味深かった。 この本を読んだ後に「企業とは何か」を読むこととしよう。
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経営学のことを知りたくてとりあえず手に取った。
もっと難しい本なのかと思ったけど、ドラッカーが生きているうちに影響を受けた人々の暮らしや、その人となりがかかれている。
様々な人の人生と、ヨーロッパ人たちの考え方、歴史に即した生き方が透けて見える。 -
ドラッカーの人生の軌跡を丹念に紹介している一冊。ドラッカーの波乱に富んだ人生が紹介されており、とても興味深い本です。
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20世紀最高の思想家、ピーター・F・ドラッカーの半自伝。<br>
それまでに出会った人たちについて、自分は観察者だと言いながら記している。<br>
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多くの興味深い人物の中、彼の広い見識が多くの人も通じて得ているのがわかる。<br>
出てくる人は全て、自分の思想があった。<br>
それが成功した人生かどうかは誰も決められない。<br>
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ビジネス図書界においてはかの有名なドラッカーだが、私は始めて読むことになった。<br>
初めて読む本ではないなぁというのが読後の感想。<br>
もともとの著者の思想を理解していないので、その人生をつむがれても深い理解をすることが出来ない。<br>
ただ、人は人を通じて成長するということがよくわかる内容になっている。
こういった実りある人生をすごすことが出来るだろうか。
改めて自身に問いかけてみた。 -
ドラッカーじいさんの昔語り。
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分類=経営。06年1月。