パワー・プレゼンテーション

  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 375
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478760949

作品紹介・あらすじ

プレゼンでは、ウィッフィー-相手にとって、何の意味があるのかを常に問い続けることが重要だ!Yahoo!、マイクロソフト、インテルなど、世界を代表する企業をクライアントに持つプレゼンテーション・コーチングの第一人者が「勝利の方程式」を提言。

感想・レビュー・書評

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  • 発表者がプレゼンテーション用のスライドをビジネス文書と勘違いしているからだ。

    最近、研修でプレゼンする機会がありました。内容は別にして、スライドの仕上がりや話し方については、自分の中ではなかなかの出来だったと思います。練習の賜物です。

    今回のプレゼンで気をつけたのは「スライドをビジネス文書にしない」です。とかく油断すると、スライドの情報を詰め込みたくなり、スライドがプレゼンター不要の報告書になってしまいます。スライドはできるだけ簡潔に、だけど極力わかりやすく、あとの補足は口頭で説明、を心掛けたつもりです。

    質疑応答では内容に関する議論で終始しました。機会があれば、スライドの質や話し方の評価も聞いて見たいです。

    次のプレゼンは1ヶ月後、頑張ります。

  • プレゼンテーションの目的は、聞き手にそのプレゼンを聞いて「行動」を起こさせることにある。
    そのための要点がふんだんに書かれた書籍である。


    聞き手思考になり聞き手のゴールを明確にする。創造的にアイデアを出し、それから中身を構成していくこと。プレゼンで重要なことは、小手先のテクニック(目線やボディーランゲージ等)ではなく、中身である。
    プレゼンする機会があれば、その都度この本を見直したい。また、普段の会話もプレゼンの1つと捉え、アウトプットしたい。

  • プレゼンテーションに対する「もやもや」を解消する一冊
    投稿者 tamkiunraom

    プレゼンテーションは難しい。
    他人のプレゼンテーションを聞いても、多くの場合、配布資料の反復等のつまらないと感じてしまう。
    だからといって、自分自身のプレゼンテーションもなぜかつまらないものになってしまう。
    この本は、そんな個人的な「もやもや」を解消してくれる一冊でした。
    冒頭にある「5つの過ち」を始め、私の「もやもや」が何かを指摘し、
    それらに対する解決策をこの本は与えてくれました。
    個人的に印象に残った点としては、
    ・スライドは配布資料ではない。ましてや、プレゼンの主役でもない。主役は発表者自身である。

    ・できる限り余分なものは省く(Less is more)

    ・聞き手にメリットを持たせる(WIIFY:What's in it for you?)

    ・プレゼンテーションに必要なものはテクニックではない。内容である。

  • 名だたる米国企業に対しプレゼンテーションの研修を行ってきた著者が、聞き手に「行動を起こさせる」ためのプレゼンテーション(=パワー・プレゼンテーション)を指南してくれる。

    プレゼンは何のために行うのかといった目的論の話から始まり、相手のメリットに結び付く内容にしなければならないという価値体系の話、そして具体的なアイデア出しからスライドの構成や視覚情報、さらには言葉選びのテクニックまで、プレゼンテーションを「創る」という流れに従って説明がなされており、随所で参考になる項目がある。

    ただし、「○○という意図を伝えたいのならpower pointのこのツールを用いよ」というようなパワーポイントの使い方講座のような著書ではないため、プレゼンテーションにおいて話し手を主役に据える意識で読むほうが良いと感じられた。

  • プレゼンの基礎本はこれ一冊で十分ではないでしょうか。
    シチュエーションに応じた事例も多く、プレゼン前に考えるべきことの著者メッセージも明瞭明確
    10年以上も前の書籍だが、古さは感じられない

  • 実践していくことが大事である。
    プレゼンだけではないがプレゼンが得意だと感じてる人も逆の人にも有効

  • すごくためになったし、具体例も納得できるものが多く面白い。これらを心がけることでプレゼン能力があがるよう今後意識したい。

  • この本で、もっとも重要な指摘は、

    ・聞き手にメリットを持たせる(WIIFY:What's in it for you?)

    です。
    聞き手がどんな人達で、どんな内容を期待しているのか、
    その人たちにどんな内容を伝えるべきか、どのような流れで
    説明するのが重要か、、、こうした視点は、いずれも上記
    WIIFYをベースとして考えるべきこと。

    結構、自己満足的なプレゼンって多いですよね。
    結局何を言いたいのか判らない、というプレゼンも。
    私も、よくやってしまいますが、、、。

    聞き手の期待に応えるよう、伝えたいことを明確にして、
    聞き手が理解しやすいように表現する。
    これが何より重要ということですね。

    もう一点。

    ・スライドは脇役、発表者自身が主役である

    という指摘。つい、スライドにいろんな情報を詰め込み過ぎに
    なりがちですが、あくまでプレゼンは発表者のトークを
    補足するものでしかなく、資料を理解しようと、聞き手の意識
    が発表者のコトバから離れてしまってはダメ、という指摘も、
    とても説得力あります。

    その他、下記の目次にあるように、プレゼン全体を通じて
    参考となる内容が書かれています。営業活動や社内説明など、
    プレゼン準備にはとても参考になると思います。

    【目次】
     説得力のあるプレゼンとは
     聞き手にメリットをもたせる
     創造的な作業:ブレインストーミングを活用する
     話に流れをつくる
     聞き手のこころを一瞬でつかむ
     視覚に訴える
     文字に語らせる
     数字に語らせる
     主役は発表者である
     話に息吹をもたらす
     プレゼンテーションをカスタマイズする
     メジャーリーグのマウンドに登る

    YouTubeなどで、スティーブ・ジョブズ(アップルCEO)の
    基調講演を観ると、いやー凄いです。神業ですね。
    そんなスティーブ・ジョブズも、最初はカチコチだったらしい。
    この本の著者のように、その手のトレーナーに指導され、今に
    至っているんですね。
    私達も、訓練次第で上手くなると信じましょう!

  • プレゼンテーションについて、資料の作り方から発表まで、一連の技術を紹介。良いプレゼンテーションとは何か?

    著者はもともと映画界で働いていたそうですが、企業のトップ層にプレゼンテーションのテクニックを教えるようになったとの事。
    経歴がユニークですが「わかりやすく聴き手に伝える」という点で、エンタメ界のノウハウが使えるんでしょうね。

    内容としてはハウツーだけでもなく抽象論だけでもなくバランスがいい本という印象。
    著者の手掛けたケースから、企業が上場する際の投資家への説明のユースケースが多いですが、あらゆる場面で活用できそう。

    一番印象に残ったのは結局プレゼンテーションとは聴き手のものであり、A地点からB地点まで連れていく事である。

    連れていきたいB地点って何か?WIIFY(What is it in for you)を考えて盛り込みすぎない事。
    これってわかってるようでそうなってない事が多い。
    気をつけてみよう。

    ジョブズのプレゼン本は割りと発表にポイントが当たってますがこちらは資料の作り方が中心なので、仕事がパワーポッターな方にはこちらの本がおすすめです。

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