- Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478930700
感想・レビュー・書評
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ビルは極々平凡な少年でした。お金持ちで有名人のベニーと、あまりにも顔が似ていることを除いては。僕は裕福な彼の生活に憧れ、彼は賑やかな温もりのある僕の日常に憧れた。2人のとりかえっこ大作戦。選択肢は2つあったとしても、きっと始まる前から分かっていたような気がします。無い物を求め得ることにより失くさなければならないものが、実は一番安心で大事なものだということを。自分は自分でしかないのだということを。
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ありがちな設定でも新しい話をかけるのがシアラーのすごいところ!読んでいく目の動き、ページを繰る手がもどかしいくらい展開のハラハラ感がうまい。いつか英語で読みたいなあ…やっぱり金原瑞人さんの訳に慣れてるとちょっと違和感を感じるかな?
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好きなシアラーより。未読だったので。有名人と顔がそっくりな平凡な主人公とその有名人の一日入れ替わり物語。
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シアラーさんらしい、明るく、ちょっとだけ深刻な現実があり、でも上手いまとめ方で終わる小説。
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ベニー ビル
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入れ替わってみてわかったこと。
有名人も楽じゃない。自分っていいもんだ。
マーク・トウェイン『王子と乞食』から脈々と続く、入れ替わりモノ。あまりにも“お約束”過ぎたので、星は二つ。もうちょっと小さいときに読みたかった。 -
ビルの考え方とか素直にひねくれてるところが面白かった(*^-^*)
ありきたりと言えばありきたり…てゆうか普通にありきたりかなー(^_^;) -
さすがシアラー、ハラハラドキドキの展開で子供(小5)も一気によめちゃったそうです。おもしろかった。設定は現代版「王子と乞食」なんだけど、テーマは自分探し。息子に今読んでもらいたい本としてはぴったりです。
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読後は、すっきり爽やか!
そしてさすがアレックス・シアラーさん!
どうしてここまで少年の気持ちが理解出来るんだろう。 -
物怖じしないビルにハラハラしました。
大人にも負けないくらい口が達者なビルですが、やっぱり子どもね~、と感じる部分も多く、微笑ましく読みました。