古書カフェすみれ屋と本のソムリエ (だいわ文庫) (だいわ文庫 I 317-1)

著者 :
  • 大和書房
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本棚登録 : 866
感想 : 109
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479305903

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  • +++
    すみれ屋で古書スペースを担当する紙野君が差し出す本をきっかけに、謎は解け、トラブルは解決し、恋人たちは忘れていた想いに気付く―。オーナーのすみれが心をこめて作る絶品カフェごはんと共に供されるのは、まるでソムリエが選ぶ極上のワインのように心をとらえて離さない5つの忘れ難いミステリー。きっと読み返したくなる名著と美味しい料理を愉しめる古書カフェすみれ屋へようこそ!
    +++

    またまたどこかで見たようなテイストだとは思いつつ、この手のタイトルにはついつい惹かれてしまう。すみれがオーナーシェフとして営むカフェには、古書の販売コーナーが設けられ、カフェの客は自由に読むことができる。その古書コーナーを請け負っているのは、紙野くんという本好きの青年。すみれのほっとさせる雰囲気と、紙野くんの観察力や想像力、そして本に関する知識が相まって、客たちの抱える問題を解きほぐしていくのである。すみれの作る料理はどれもとても丁寧で、材料にも過程にもこだわりを持っているが、採算がとれるのかいささか心配になってしまうくらいである。空腹時に読んだら堪らない。二人のこれからも気になる一冊である。

  • 古本屋とカフェが一体になった古書カフェ。何それ行ってみたいと思ったけれど、ランチが千数百円するのでは、食に対するこだわりも無く、円も無い自分には縁はなさそう(笑)。とまぁそんな個人的事情はともかく、表紙から受けた印象よりも文章はかっちりしていて読み応えがあった。正直食の部分はちんぷんかんぷんだけれど(アーモンドプードル?オランデーズソース?日本語でお願いしますw)、本にまつわる話の部分は面白い。

  • タイトルに惹かれて購入。
    お料理はどれも美味しそうで、こんなカフェあったらなーと思う。
    でも、ちょっと料理の記載が多すぎ。
    それとあまりに優等生なすみれに共感ができなくて、イマイチ楽しめなかった。

  • オシャレな カフェに 古本屋が併設。店主お二人の 人柄は モチロン○だけど、なんといっても カフェで 出される 食事が 美味しそう♪

  • 【収録作品】恋人たちの贈りもの/ランチタイムに待ちぼうけ/百万円の本/火曜の夜と水曜の夜/自由帳の三日月猫 
    *それぞれのテーマの割に解決は甘いが、古書カフェという設定とおいしそうな料理にはそれが合う。

  • 初読みの作家さん。三浦しをん氏の帯をみて購入。
    積んでましたがようやく読めました。

    面白かったよぉ。これ、好き!

    カフェのオーナーの主人公が
    誰に対しても女を押してないところがめっちゃ好き。

    親の遺産とか、食べるには困らないとか
    おはなしならではのラッキーではなくて、
    きちんと考えてカフェを経営しているところも大好き。

    紙野くんもお好みです。
    ここんところは
    なんでこんないい男かこんなとこに!!的な感じですが
    それhはいい!許す(笑)

    本も料理も目がハートになりそうだ。

    続編、期待!!!

    小さな町なのに徒歩圏内に3軒もパン屋のある町で育った私は
    「パン屋のパンセ」が気になる気になるぅ

    だけど、うちの図書館にはおいてないんだよねぇ

  • 2016 0717
    読了

  • 古書を併設したカフェ「すみれ屋」に訪れる人たちを巡る日常のミステリ。
    謎を解く鍵は一冊の本。
    どれもよく知っている本なんだけどすみれのようにもう一回読みたくなってしまいました。
    すみれの作るランチ、デザート、カフェだけど夜にはお酒とともに提供される食事すべてが美味しそうで、魅力的でした。帯の通り、こんなお店近くにあったらいいなと絶対思ってしまいます。

    里見蘭さんは二冊目。
    やはり展開とテンポがよくとても読みやすかった。

  • どれもとても暖かく優しいお話で、幸せにしてくれた。なによりすみれさんのご飯がほんと美味しそう!読んでるとお腹がすく…!
    大きななにかはないけれど、全体的な雰囲気がとても好き。

    家の近くにこんな店あればいいのになぁ…。
    すみれさんのサンドウィッチ食べたいよ…。

  • 一冊の本が、人生を変える。
    一冊本を読むだけで、複数の人に出会える。
    ラノベだからポップだけど、全員が幸せに向かう、よい本だった。

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著者プロフィール

1969年、東京都生まれ。早稲田大学を卒業後、編集プロダクションに所属し、ライターとして映画、テレビドラマのノベライズを数多く執筆。2004年『獣のごとくひそやかに』で小説家デビュー。『彼女の知らない彼女』(新潮社)で第20回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。

「2017年 『小説L DK 柊聖’S ROOM』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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