フランス人は10着しか服を持たない (だいわ文庫 D 351-1)

  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479306504

感想・レビュー・書評

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  • 家で着の身着のままゴロゴロ、スマホ片手にながら食べ、ながら飲みなんてしながら楽な暮らしを続けると、なぜかストレスが溜まっていくし、なんだか常にイライラする。自分の五感をフルに活用させて、日常を丁寧にきっちりと過ごしていくことは、決して堅苦しいことではなく、スマホの向こう側を夢見るよりも、断然健全で楽しいことなのであった。
    最近週末はほぼオフラインで過ごしているが、自然と掃除に力も入るし、公園に出かけたり、初めての料理に挑戦したりと活動的に過ごせている。メディアやSNSの情報に振り回されることなく、自分で主体的に動くことはそれだけでメンタルの安定剤なのかなあと思う。若い頃はきっちり過ごすことがつまらなく感じ好きではなかったが、今ではマダム・シックのような生き方に憧れる。美しさとか、品の良さがもたらすパワフルなエネルギーに気づいたからだと思う。
    豊かに生きるアイデアがつまった素敵な本でした。

  • 断捨離の若い女性版です。
    いいものを大事に、という生き方はほんとうに見習いたいですね。
    若かったときは、とにかく安いものを、とおもっていたけれど、安いものは値段以上に中味が安くて悲しくなるもんな~、と改めて思いました。
    テレビをだらだら見ない、毎日の生活に楽しみ・喜びをみつけたい。
    いいお話です。心掛けたいと思います。

  • これを読むと断捨離して家を綺麗にしたくなる
    暮らし方、生き方も参考になった

    今お気に入りの服を探す旅に出てる

  • 今まで読んだ本の中で一番影響を受けてミニマリストに目覚めた、かつ一番大好きな本!
    良いものを少しだけ。
    生活が適当になってるなと思ったときに何回も読み直してる。
    フランスはまだ行ったことないけど死ぬまでに絶対に行きたい

  • フランス人はなんて上品で素敵なんだろう。
    私もシックな暮らし、してみたい。
    と思わせられた本。

    手始めに取り入られそうな、

    ・食事を楽しむ。食事の時間は人生のなかで大きな割合を占めているから、心から楽しんで、喜びを感じながら、味わっていただく。

    ・「自分をどんな人間として印象づけたいか」を考えて、服を着る。 そうすることで自然と10着のワードローブを選べる。

    ・どんなときでも身だしなみを整える。部屋着も古い服、着ない服じゃだめ。

    ・面倒な家事や雑用は、自分なりに楽しみながら片付ける工夫をする。時間の無駄ではなくて、いい運動になる。前向きに前向きに!


    どんなときでも前向きで、楽しんでいる雰囲気も素敵な女性になるために、フランス人の考え方を取り入れて生活していきたいと思う。

  • 『フランス人は10着しか服を持たない
    パリで学んだ"暮らしの質"を高める秘訣』
    ジェラニファー・L・スコット(著)
    神崎朗子(訳)

    最初はとっても具体的なパリでの生活の話。
    最後らへんは、生き方も教えてくれる。
    パジャマ、私のはアウトだなと思った(笑)

    〈背表紙のあらすじ〉
    典型的なカリフォルニアガールだった著者がフランスのマダム・シックから教わった、毎日を「特別な日」のように生きる方法。
    *間食はせず、食事を存分に楽しむ
    *上質なものを少しだけ持ち、大切に使う
    *日常のなかに、ささやかな喜びをみつける
    情熱的に、心から満足できる人生をおく「たいあなたへ。
    70万部超えのベストセラー、待望の文庫化!

    〈本文より〉
    ・一度に二つのことをすれば、どちらもしくじることになる。
    ププリリウス・シュルス(古代ローマの喜劇作家)
    ・ささやかなことでも心をこめて行えば、毎日が素敵になる
    ・ささやかなことに喜びを見出すのは、幸せな暮らしを送るための秘訣。ゆったりとした気分で、ささやかなことに喜びを感じることこてきれば、満ち足りてバランスの取れた生活を送れるようになる。
    ・ささやかな喜びを味わうというのは、人生にわくわくすること。今という瞬間を精一杯に生きて、どんな小さなことにも目をとめること。ユーモアのセンスをもって、上を向いて、人生で何が起きてもしっかりと受け止める覚悟ができていること。
    ・暮らしのあらゆることに喜びを見つけよう。
    大きなことでも、小さなことでも。ささやかなことも見逃さず、良いことも悪いことも全て受けとめよう。あなたにはどんな経験も楽しいものに変える力がある。どうせつまらないなんて決めつけずに、暮らしのささやかな喜びを心から味わってみよう。
    ・日常のありふれたことに喜びを見出せばら毎日がハッピーで楽しいことがいっぱいになる。
    ・どんな時も楽しいことや喜べることを探して、いつでも愛情や思いやりを大切にすること。そうすれば、良いことも悪いことも、あなたの経験はすべて意義深いものになる。
    ・「情熱的に生きる」
    ・大事なの「何をするか」ではなくて、「どのようにするか」だ。これから先、どんなに面白い人生のいたずらが待っていようと、娘たちには正面から向き合って、自信を持って歩んで行って欲しい。
    ・「何をするかは二の次。どのようにするかが最も重要だ」
    ・ぼんやりとしていると、人生はだらだらと過ぎて行ってしまう。そういう人がどれだけ多いことか…さまよってきるうちに、いつのまにか人生は過ぎ去ってしまう。五感も生かさず、心も何も感じなかったら、生きていると言えるのだろうか。

  • フランスでの暮らしで学んだ知恵や経験が書かれている

  • 10年ほど前に読んだ本の再読。
    アメリカの物質社会にどっぷりつかった著者が、パリに留学した半年間で学んだ、暮らしの質を高める秘訣。

    マダムシックの家で学んだことは、

    だらだらと間食するのはシックじゃない。
    移動しながら食べ物は食べない。
    こまめな水分補給。
    食事の時は気を散らさずに味わって食べる。
    旅先でもビュッフェでも食べ過ぎないよう心がける。
    何よりも食事を楽しむこと。
    フランス人は食べることに前向きであるように、自分の体型についても前向きに考える。
    毎日の買い物や家事をしながら日常の中で身体をこまめに動かす。
    怠け者はシックじゃない。
    ワンシーズンのワードローブが10着になるよう、服飾品を断捨離する。
    少数の良いものを揃えるように心がける。
    本当に気に入っているものだけを着る。
    常に姿勢を良くする。
    自分らしい香水をひとつ選ぶ。
    爪は磨いてマニキュアはシンプルに。
    一番良いものを普段使いにする。
    散らかっているのはシックじゃない。
    相手が誰でも自分のプライベートなことを喋り過ぎない。
    ミステリアスな雰囲気を大切に。
    相手の職業を尋ねるのは下品。
    幸せとは欲しいものを手に入れることではなく、持っているもので満足すること。
    テレビを見る時間を減らし、できるだけ本をたくさん読む。
    アート、クラシック音楽にたくさん触れる。
    人生において大切なのは、何をするかではなく、どのようにするか。
    何気ない日常の些細なことにも喜びを見つけ、感謝する習慣を持つこと。

  • 図書館で借りた。前々から話題になってた本。単にミニマリストを推奨するような内容じゃなくて読んでいて腑に落ちるところが多かった。いちばん良い持ち物を普段使いすると丁寧に扱う分物持ちも良くなって新たに買い足す必要も減るし生活の質も上がるなと確かに思った。あと持ってる物が多い人って豊かには見えるけど確かに上品には見えないなと思った。シンプルとシックを同じような意味に思っていたしけれど似てるようで違うね。日本は物質主義だから全部取り入れるのは難しいと思うけれど自分の生活を見直すきっかけにはなると思う。身なりや暮らし方の品性について勉強になる本だった。

  • 3年ほど前に読み終え、今回ふと思い出し再読しました。

    以前よりも共感したり、「今、私もそれを目指しているところ!」という箇所が多くあり、また違った楽しさがありました。

    この数年でファッションや生活への向き合い方が変化してきたこともあり、今読むに相応しい一冊でした。
    ・量より質
    ・何が自分の美しさを引き立てるのか
    ・自分のスタイルのテーマ
    ・五感をフルに使う

    再認識することが多くて楽しい一冊です♩

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