- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479320319
感想・レビュー・書評
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牛や豚の飼育には資料穀物が多く必要で、アーモンドを育てるには水がたくさん必要で、いつまでも食べれないかもしれないですね。
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お恥ずかしながら地理にも経済にも世界の情勢にも疎く、目から鱗ばかりでとても楽しい読書でした。
地政学の本を読んで、地理が世界の動きに大きく関わっていることを知り、その視点で物事を見ることで国家間で起きていることの理解が進むことが面白く興味を持ち、この本も期待して手に取りました。
以前読んだ地政学の本は入門編ということで大まかで易しい内容でしたが、今回のものは地理の視点から時事を紐解く形でよりリアルで、そして著者の鋭い視点(時折毒舌)があることで「今」を地理の視点から読み解くきっかけとなり、学びが多かったです。メルマガ連載をまとめた本ということがあとがきで書かれており、なるほど、だからリアルタイム感(本当のリアルタイムではないですが)があるのだなと納得。
ここに書いてあること全てが絶対真実で、というわけではなく、今まで情報収集を怠ったがために狭い視点でしか見れていなかった事柄に対して、新たな視点の考えを教えてもらえたところが良かったです。
例えば、地球温暖化など大義名分を盾に各国自分たちに有利なようにエネルギー開発を推し進めようとしているとは考えもしませんでした。
地球温暖化の対策は命題で、疑うことも全くしてなかったのです。手のひらで転がされていました。
以下引用(p.103)
「現代を生きている人が不自由な思いをするほどに守らなければならない伝統なんてものは、伝統とはいいません。状況に応じて、幸せになるためにルールは適宜作り変えていくべきなのであって、決してルールを守ることが目的になってはいかんということです。」
今の日本中の人に聞かせたい言葉です。
制度も法律も古臭く、現代に追いついていないものがあると思います。
飲酒運転や性暴力の刑罰が軽いことも、法自体が時代遅れであることが否めないと思うのにすぐに変わらない。
法治国家で法の力が強いから、簡単に変えられないというのは大事な一面ではありますが、自動車が進化したり被害が目に見えているのに対応できない、救えていないというのはあまりに愚かではないかと悲しくなります。
大なり小なり、ルールを守ることに躍起になりがちな国民性を感じていて、他人の失敗には自己責任を叫ぶくせに、パイオニアになったりファーストペンギンになって何かを変える責任を取りたくなくてなすりつけ合う大人が多い印象です。
じゃあ自分が違うのか、というと、表立って行動できていないのが事実なので申し訳ないです。
オーストラリアに先日旅行に行き、広大な土地と資本が羨ましくなりました。
でもないものはないので、日本にあるもの、できることを守っていかなくてはいけないんだなと。
この本の中で書いてあった、大人が日本がダメだとばかり言ってる世の中で子供がどう思うか、は胸に刺さりました。
面目ないです。。
選挙は欠かさず行っているんですけどね。
年齢別人口比からもなかなか変わらず、統一教会のこともあり萎えることが多いですが諦めずに選挙には行きますし、こうした勉強も続けていきたいです。
自分みたいな一般人にできることは小さいけれど。。 -
日本が違う場所にあったら、どんな歴史をもつ国になっていたのだろうか?
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出だしがおもしろかったので購入した。