アザラシの赤ちゃん おひるねの巻

著者 :
  • 大和書房
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本棚登録 : 11
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784479390831

感想・レビュー・書評

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  • 白い氷の上の白いあざらしの赤ちゃん。
    撮影が大変そう。
    あとがきにかえて、”かわいい”のあとに知ってほしいことには、
    自然と人間の関係についての考えが書かれています。

  • これもまた娘ご推薦の本である。笑

    全頁にに展開される、
    白くてふわふわでもこもこの
    竪琴アザラシのつぶらな瞳、無垢な姿に、
    恐らく大半の女性はイチコロだろうと思う。 笑
    私的には『麻呂まゆ』が笑える。

    巻末にある地球温暖化による南極の危機を伝えている
    著者の危機感が可愛いだけの本に終わらずに良かった。

    ※ 越智充奈子(おち なみこ)
    1971年生まれ
    ※ 越智隆治(おち たかじ)
    1965年生まれ

    詳細プロフィールは、こちら。
    http://www008.upp.so-net.ne.jp/takajiochi/takamina2.htm

    ○ 娘高校図書館所蔵

  • ちいさな写真集です。

    あざらしの赤ちゃん、正面から見たら前足もしっぽも見えない顔だけの丸いフォルムになります。
    まるで白い毛玉で出来たおまんじゅうのようです。
    おなかのあたりのピンクの物体は乾ききっていないへその緒です。
    無防備な姿がとてもかわいらしい。胸を打たれます。

    そして大事な事がこの本には書かれています。
    この愛しい生き物にシャッターをきった著作者でもある越智氏が、『かわいいのあとに知って欲しいこと』として後書きにかえて仰っている言葉。
    このかわいい赤ちゃんの氷のゆりかごは脅かされています。
    地球温暖化という今や誰もが知っていながら、どう対処すればいいのか具体案の出せていない問題によって。

    かわいい。けれど、この子たちの住む世界はどんどん小さく狭くなっていく。
    『守ってあげなきゃいけないと思うけれど、どうすればいいんだろう、私達は温暖化の歯止めに間に合うのだろうか』
    そんな『かわいいと思うだけでは終わりにできない』と感じさせられる写真集です。

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