あるがままの自分を生きていく ~インディアンの教え

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479392378

作品紹介・あらすじ

「正しい」や「間違っている」で結論を急がない。矛盾する自分と折り合いをつける。「正論」を笑い飛ばして主体的に生きるインディアンの知恵の書。

感想・レビュー・書評

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  • インディアンの美点をあまりにも強調しすぎているのは否めないが、インディアンの在り方は現代人が忘れていた自然的なまなざしを取り戻してくれるだろう。実践をちらっときいて「バカバカしい」と思うひとほど読んでもらいたいものだ。

  • 参加したかった講座の先生の著書
    読んでみて、やっぱり行けば良かったとちょっと後悔(苦笑)

    読んでた時期の自分の心にマッチしたのか、スタバでの読書タイムで泣いた記憶が(笑)

    付箋部分をご紹介します

    ・「faith、信頼だよ。信頼のないところには、何も起こらない」(p25)

    ・「受け入れるとは、思いを分かち合い、相手は今こう感じているんだろうなあと受け止め、
     相手への共感を示すことだ」(p26)

    ・目の前の相手を「あるがまま」尊重し、自分のこととして解釈したり自分の枠組みで考えたりせず
     相手の今に寄り添うことだ(p26)

    ・人は上手に喋りすぎると嘘をつく(p37)

    ・受け入れられずに逃げることをくり返してその場をしのいでいると、傷つくことや痛みからは逃れられるが
     深く出会うべき人や、本当に愛し合える人や、出会うべき無限の喜びの瞬間まで逃げていってしまう(p45)

    ・非の打ちどころのない正論は人を窮屈にし、時に相手にコントロールされてしまうのではないかと
     反感を生み、居心地を悪くさせる(p49)

    ・成功の反対は何もしないことだと教えてくれる(p51)

    ・人は、自分の限界を知ったとき、初めて自分のバランス点もわかるようになる(p53)

    ・やりたいことがあるなら、あれも、これも、それも、全部取り組んだらいい(p54)

    ・正しいとか正しくないとか、賛成できるとかできないとかではなく、「君はそうなんだね」と
     受け入れることだ(p58)

    ・相手に「自分の中にある受け入れがたい自己」を見てしまうことがある(p59)

    ・自信とは自分への信頼であり、「私は大丈夫」という感覚だ(p63)

    ・全責任は自分にある。自分の人生を生きている人は、誰かを責めたりしない(p65)

    ・大切なのは、傷ついたとき自分の心の声を無視しないこと(p78)

    ・人間にとっての根っことは、「自己肯定感」であるとぼくは考えている(p84)

    ・根拠のない自信を持つ人は、不安や恐れがない(p92)

    ・「積極的」と「主体的」は違う(p100)

    ・生きる力とは、「自ら問題を発見し、自ら問題を解決できる力」だ(p102)

    ・甘えたいときにちゃんと甘えられた子こそが自立できる(p124)

    ・社会の中で起きているさまざまなクレームは、結局のところ「自分をないがしろにされた」という
     感情が化けたものだ(p141)

    ・大事にされること、自分の存在がカウントされていると感じることは、それほど人の心に影響を与えるのだ(p142)

    ・自分が自分の人生を丁寧に生きるために、なにげなく使っている言葉に今より少し責任をもつ(p149)

    ・「あなたの使う言葉が、あなたの人生の物語をつくり出す。世界をつくり出す。あなたは物語の主人公で
     言葉は魔法だ」(p149)

    ・物も人と同じで一度関わったら大切にメンテナンスして使ってあげたい。関わり続けていたい(p152)

    ・物を乱雑に扱っているときのその人は、人間関係に対してもどこか粗雑だ(p155)

    ・心の窓を開くことは、一人ではできない。相互の関係性の中で開いていく。だから人と関わることを
     恐れてはいけない(p163)

  • ある方から紹介していただき、会いに行った後に読んだ。あるがままという言葉はあやしい自己啓発書によく書かれているが、この本はそうではなくて、インディアンの思想をベースに心に迫ってくる内容。インディアンのこんなに素晴らしい思想が昔からあるのに、現代人が拠り所にしている価値観は確実に劣化しているのは気のせいだろうか。

  • 「マザーアース・エディケーション」を主宰する松本正さんの著書。アメリカ先住民のラコタ族の儀式・伝統の継承を許された数少ない日本人の一人。
    あるがままに生きることが大切で、そしてそのことは物事をそのまま受け止めることから始まる。とても魂に働きかける一冊でした。

  • 松木さんの本は前から読んでみたかったのもあって、新刊が出たので読んでみました。
    まず、タイトルがあったかい。
    自己肯定感を持ちながら生きていくことについて書かれているのであるが、キーワードとしては自分をさらけ出すこと、他人のそのまんまを受け止めること、だと思いました。
    このひとが経験してきたインディアンの儀式がどういう意味を持っているのか、はっきりとはわからへんけど、きちんとした哲学を持ってこういう風に考えているのが、いいなあと思いました。
    乙武さんと似てるかも。一度話してみたい。

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