本屋さんで待ち合わせ

著者 :
  • 大和書房
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本棚登録 : 2546
感想 : 322
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479681724

感想・レビュー・書評

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  • しをんさん視点の肩の凝らない楽しい書評。古典からBLまでしをんさんの守備範囲の広い本に対する愛情あふれたエッセイでした。食事をしながらの読書⇒両手を使う必要のある食事はNGで、お酒とつまみに行き着く・・・書評内容は読んでしをんさんと読書の楽しさを堪能しましょう!

    しをんさんのあとがきから、『本を読んで感じたことを、一人で噛みしめることも、だれかと話しあうこともできる。各人が読みたい本を自由に選択し、自由に味わうことができる。だから、読書は楽しくて奥深い。』

  • 本の書評だとは知らずに図書館に予約した本でしたが、大変楽しく読みました。
    本当に三浦しをんさんは本が好きなんでしょうね。
    私は選ばないだろうなぁ と思う本ばかりでしたが、これを機会に何冊か読んで見ようと私の読みたい本リストに加えました。
    他の人の本の感想を読むのって面白い。
    でも、できれば私が読んだ事のある本とかぶっているともっと面白いだろうなあ。

    三浦さんと本屋さんで待ち合わせしたら、ずっと本屋さんでそれぞれ立ち読みして終わってしまいそうで怖いです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ずっと本屋さんでそれぞれ立ち読みして」
      教訓、本好きとの待ち合わせ場所に本屋を指定してはイケナイ。。。
      「ずっと本屋さんでそれぞれ立ち読みして」
      教訓、本好きとの待ち合わせ場所に本屋を指定してはイケナイ。。。
      2013/03/13
  • 本屋さんで待ち合わせはしたことがありませんが、きっと本に夢中になって待ち合わせをしていたことを忘れそうな気がします。

    本当にしをんさんという人は本が好きな方なのだなぁと感心しきり。

    今TVドラマでやっている便利軒も大変おもしろいですが。

    きっとたくさんの読書があの愉快なエッセイや小説にいかされているのであろうと思われなくもなく。

    そういや昔読んだ小説を誤解して覚えていることがあるのではとはっといたしました。

    学生の頃、教科書に載っていた本をもう一回読んでみるかしら。

  • 次はどんな本を読もうか、好きな作家さんの本は全部読んでしまった、新しいジャンル、新しい作家さんの本を読んでみたいけど、なんかしばらく読んでからハズレとか思っちゃうのもやだし、と本中毒のクセにバンバンと挑戦できない小心者の私にはありがたい本です。
    紹介されている本は90冊くらいかな?1冊紹介するたびに1~3頁で完結するエッセイみたいな感じで、読んだ本の感想が綴られている。
    ベッドの脇にメモ帳とシャーペンと一緒に置いておいて、寝る前にパラパラと見ては、これ読みたい!と思った本をメモする。今は、2章まで読んでところで、メモしたのが10冊くらい。昨日図書館へ行って在庫だった5冊を借りてきて読み始めている。
    本好きの友だちと『本屋さんで待ち合わせ』して、「ねぇ、最近何読んだ?」「あ、これ、面白いよ、あのさぁ、ここに出てくる人がね、、、」って会話してるみたいな気分で読める。

  • 三浦しをんさんの書評本です。
    以前、しをんさんの「三四郎はそれから門を出た」と言う書評本を読んでめちゃくちゃ良かったので、今回も楽しみにしていました。

    しをんさんの書評はとにかく本への愛が溢れています。
    そして驚くべき読書量と、読書の幅の広さ。
    年代・ジャンル様々。
    自分はなんて偏った読書しか出来てないんだ!って改めて思います。

    紹介されている本はほとんどが私の守備範囲外!
    でも何故か読みたくなるしをんマジック。。。
    実際その本を読んでも、しをんさんの書評ほどには楽しめないだろうし、なんなら書評の方が面白いんじゃないかと思いつつ、どうしても読みたい本が数冊ありました。

    そして何より面白いのは、やはりあとがきのBLの本紹介。
    エッセイでもよく書かれていますので、しをんさんが漫画やBLが大好きな事は知っていましたが、それにしてもこのあとがきでは愛が迸りすぎてやいませんか(笑)
    ついうっかり読みたくなってしまったよ!

  • ヤクザやBL話にがっつく著者。
    落ち着け、直木賞作家なんだから。
    とツッコミつつ、最高だぜ!と笑う。

  • しをんさんの読書の幅広さに感服です。難しそうなタイトルの本でも、しをんさんが紹介すれば、分かりやすく面白そうに思えるので不思議です。色々と手にとってみたいと思いましたが、中でも東海道四谷怪談は今まで映像で少しみた限りなので、読んでみたくなりました。しをんさんとお友達になって、本屋さんで待ち合わせて、書店や古本屋でたくさん本の話を聞いてみたい!

  • ものすごく本への愛がつまった書評集でした…!
    読み手として、書き手として、評価をされていて、一冊一冊読みたくなってしまいました。
    ジャンルがバラバラですが、どの本も、しをんさんのユーモアな書評で、いきのいい魅力的な本へと変身しています!(^o^)

  • ほんと仕事が忙しいと思うんだけど、よくもまぁ漫画読んだり本読んだりしてらっしゃる(書評は仕事のうちでしょうけども)寝てないのかな?
    おもしろい書評を読めば、それだけで充分な気さえするよね・・・読んだ気になっているわ・・・
    でも影響されて買った本もあるんだな~(さて本棚のうちのどれでしょう!)
    読んでておもしろかった本しか選んでない、とのことなので、こちらも安心して読めるのがいいよね!!東海道四谷怪談おもしろかった!でも読む気にはならんな・・・(´A`)お岩さんしかしらなかったけど、そんな話なんだねぇ

    ていうかおススメBLが!めっちゃかぶってる!!新しい本ばっかなのが「ああ、ホントに手元にあるのを選んだんだなwww」ってカンジ

    (岡崎書店で購入)

  • 一冊一冊に対する書評は割と短いため、読みやすく、本当に読書の紹介状みたいな感じです。
    でも、紹介する本への愛情が溢れている部分や「何それ!?読みたい!」と思わせる文章が各所にあって、何度も読み返してます。
    三浦さんのこういうインタビューや書評系の凄いところはその物自体だけではなく、それに関わった人間ごと愛情深く観察し、評価している部分だと思う。
    そして、「ああああ、わかるわかる」とガッチリ握手したくなる文章もあります(笑)

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

三浦しをんの作品

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