- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479785934
作品紹介・あらすじ
有元葉子さん、年を重ねるほど魅力的になる、その理由。「本心じゃないことは言わない」「肩書は気にしない」「自分の素の状態を知る」「人とは別の方向へ行く」など独自の生き方哲学を紹介。からだをととのえ、心をととのえ、住まいをととのえる。この世の中を生きる上での指針となる、珠玉の言葉がたくさん詰まった一冊です。
感想・レビュー・書評
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有元先生の本、エッセイは本当に読んでいて心地良い‼️
心が軽くなり、フワッと新しい一歩を踏み出したくなる今回もそんな本
◾️からだのこと
・時には外からの情報をシャットアウトすることも必要。SNSで美味しそうな料理の写真が流れてくると、『食べたい!』と頭が欲しがることがある。さまざまな栄養学やテレビで流される食の情報を知ると『これも食べなきゃ』と頭が騒ぐ。頭の動きを止めて、体の中と対話すること。
→正に私>_<自分との対話、もっと大切にしよう。。
・野菜スープ。にんじん、せろり、玉ねぎベース。その他なんでも入れてok。かぶるほどの水を入れ、蓋をしないで火にかけ、沸騰したら弱火で1時間
→クズを使って野菜スープを作りたいと思った。野菜を最後の最後まで大切に使う意識をもつと農薬なども気になるし、買う時点での吟味から丁寧に行いたいとも思った。
・外側を整えるより、内側を整える方が大事
→どちらも大切だと思う
・やるか、やらないか。、なんでもそう。
→いろんなことを考えて頭でっかちになって動けなくなりがちなのでこの言葉のように清く行動しよう
◾️身繕いのこと
・頭マッサージ
→たしかに血流良くなりそう。取り入れる!
・あなたが買う物はあなた自身。あなたが食べる物はあなた自身。お金の使い方でその人の人となりが怖いくらいに見える。
→内心ぎくっとした。有元さんは真意をつく言葉をポッと言うので⚪︎大人になると指摘される機会が減るので、本を読んで自分を俯瞰して内省するのはやはり大切だなと。。。本書関係ない感想笑
◾️住まいのこと
・家のご飯は、人と人とを繋ぐもの。自分の心身を整えるのも、家族の心身を整えるのも、普段の食事。
→普段のご飯を楽しもう、楽しい時間にしよう
◾️仕事のこと
・1カップの水に対して5,6匹のいりこ(はらわた取る)
に,つけて冷蔵庫で一晩。翌日濾す
・家庭で作るご飯が1番美味しい。1番安心、1番豊か。
・家のご飯は自由に自分らしさを出せる場。
◾️子供と過ごした時間のこと
◎こういうふうに育てたいとか、こんな人になってほしいというよりは、自分が今できることをやるだけ。食べて、寝て,安心して『いる場所』を作ること。
→人間含め動物だから生きていくには巣が必要。そこが家。。
・何か問題が起きた時、こうすればいいという答えは、多分誰も持っていない。誰かに相談したところでピタリの解決策はでてこない。どんな識者に聞いても答えは出ないはず。
→解決策はわからないけど、自分ができることをやろう精神。なんでも自分でできるでしょ精神が◎
◾️私にとって大切なこと
・情報は必要だが、自分にとって必要な情報か最終的な判断は自分。情報は使う物で、情報に使われるのは嫌
→メディアリテラシーをきちんと養わないとなぁ
・美味しいと世間で評価されているものを一応食べてみるが、それで自分が美味しいと思うかどうか。
◎人って、自分の素の状態がどんななのか、よくわからなくなっていると思う。髪のカラーリングをずっとしていると、自分の今の髪がどんな色なのかわからない。それと同じで、外からの情報を浴び続けていると、これをしなくちゃとか、こうあるべきと思っていることが本当に自分の考えなのかわからなくなる。そこから離れるために、人のいない自然へ行く。
◎自分に限度を設けないほうがいい、全然得意ではない、自分とは関係のないような世界に飛び込んでみると、そこにはいろんな人がいて、いろんなことを教えてもらえます。失敗したっていい。失敗してそこから始まるのでいい -
料理家として有名な有元葉子さんのエッセイ。
もともとデザイン事務所、石津謙介さんの事務所でのお仕事ののち、婦人画報社で「メンズクラブ」→「mc Sister」を立ち上げられたのが有元さんとは、この本を読んで初めて知りました。
年齢を超越してイキイキと仕事されている秘訣は、やはり有元さんの生きる姿勢ゆえだなと納得します。
「料理の仕事でもなんでも、そのときの自分の持てる力を120%出し切ってやる。出し惜しみしない。これが私の身上です。
仕事はおもしろくないと続きません。おもしろくないのであれば、自分でおもしろくなるようにしなければ。
今よりもっといい方法を考えようとか、私だったらこうするとか、そういう気持ちをもってやっていると、仕事はおもしろくなっていく。なんでもそうです。」
どのような仕事であっても、このような姿勢で向き合えるかどうかで、人生は大きく変わるよなと、改めて実感しました。 -
以前有元さんのエッセイを読んだときはあまり響かなかったけど、今は胸にジンとくる。潔い生き方、料理との向き合い方、こんなふうに暮らしてみたいと力をもらえた。再び有元さんの本に出会えてよかった