人生フルーツサンド 自分のきげんのつくろいかた

著者 :
  • 大和書房
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本棚登録 : 271
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479785996

感想・レビュー・書評

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  • ほぼ老後生活モードになった今、きげんの波はさざ波程度。現役時代に読んだらきっと癒やされた本、今読んだらどんなことを感じるのだろう

    #人生フルーツサンド
    #自分のきげんのつくろいかた
    #大平一枝
    24/2/10出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

    https://amzn.to/48bC4zR

  • 素敵な本に出会ってしまった!!

    朝日新聞デジタルの『東京の台所』が好きで、以前から大平さんの書く文章が好きだったが、著作を読むのははじめて。

    『はじめに』のご挨拶にあるように、きらきらした色とりどりのフルーツがぎゅうっと入っているようなフルーツサンドを思わせるエッセイがぎゅうっとつまっているエッセイ集。フルーツサンドの入れ子状態。大平さんご自身もきらきらした魅力的な方なのだろうと想像する。


    ウキウキホロリしながら読み進めた。今後も何度も読み返してフルーツサンドを味わいたい。

    今回好きだなと思ったものを抜粋。(選びきれずたくさんになっちゃった!)
    きっと読み返すたび、その時の私の状態で好きなものが変わるだろうなと思う。その変化も楽しみ。
    「おかんの空き瓶菟集の謎」
    「あのときの空もきっと」
    「朝七時のいなり寿司」
    「玄関の涙」
    「自分のきげんのとりかた」
    「琉球ガラス工房にて」
    「だいだい色のあの子」
    「最後のギフト」
    「「グースカ」。四文字の安らぎ」
    「夏のあと、深呼吸ひとつ」

    今気づきました。朝日新聞デジタルの大平さんのお写真ではだいだい色のお洋服をお召しですね。とてもお似合いです。

    2023/4/23

  • 2024/02/11リクエスト 3
    著者のことは「東京の台所」から大好きです。
    この本の大きなテーマ、自分のきげんをとること。私にとっては難しい。
    育児に関しての章
    [がんばりを引退]
    にどきっとした。育児ではないけど、自分自身がやり過ぎ、がんばり過ぎで、自滅するパターンを何度も繰り返している。頑張ることが美徳、当り前の世代だったから、それから抜け出せない。
    できるけど、頑張らないスタンスに持っていきたいと思う。それが引退につながるのかも。

    友だちはそんなに多くなくていい
    これも響きます。
    それと、どの文章もタイトルが素晴らしいと思う。センスが良くてひきこまれる。
    いい読書時間をいただけました。

  • 装丁が可愛いかった。

  • 大平一枝さんが色んなところに書いたものを集めた本。
    私の会社は人数が少なくほぼ男性、ママ友は同年代か年下、出身は遠方で転職で上京したため学生の頃の友人が近くにいるわけでもなく、働く母のロールモデルがいません。
    大平さんの『新米母は各駅停車でだんだん本物の母になっていく』を読んで、思い詰めなくていいんだと肩の力が抜けて以来、勝手に心の中で頼りにさせてもらっています。
    今作でも色んなエピソードの中に洞察力、包括力を感じました。
    大平さんは人を掘り下げることが多いけど、大平さんが取材対象のものも読みたい。

  • 日常の楽しさがこれでもかというほどに描かれていてとても好みのエッセイだった。「人生フルーツサンド」というタイトルにもそれが表れているように思える。疲れ切った日にきのこをひたすら炒めるのはたまに自分でもやるので共感している。「夕暮れ」を「入相時」と表現することも初めて知った。「黄昏時」という表現もあり、「夕方」を表す言葉をまたひとつ知ることができた。
    特に共感したこととしては、「旅の記憶は、ガイドブックからこぼれたところに濃くにじむ」という話だろうか。ふらふら旅をした中で偶然に出会った景色や匂い、味などを楽しめる生き方はずっとしていきたい。スマホを見ずに、「ぼーっと」する時間を増やしていきたいと考えていたが、そのきっかけとしておこうかな。

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著者プロフィール

大平 一枝:作家、エッセイスト。長野県生まれ。大量生産、大量消費の社会からこぼれ落ちるもの・
こと・価値観をテーマに各誌紙に執筆。著書に『東京の台所』『男と女の台所』『もう、ビ
ニール傘は買わない。』(平凡社)、『届かなかった手紙』(角川書店)、『あの人の宝物』(誠
文堂新光社)、『新米母は各駅停車でだんだん本物の母になっていく』(大和書房)ほか。
「東京の台所2」(朝日新聞デジタル&w)、金曜エッセイ「あ、それ忘れてました(汗)」
(北欧、暮らしの道具店)、「令和・かぞくの肖像」(OIL MAGAZINE)など連載多数。


「2021年 『ただしい暮らし、なんてなかった。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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