情熱を注いで、働く ~私はアップル、IBM、オラクルで「本気で生き抜く」ことを学んだ~

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479794264

作品紹介・あらすじ

1分1秒を惜しんで熱中したことがありますか?スティーブ・ジョブズと共に闘ってきた日本人経営者が見出した"成し遂げる人材"に共通する仕事のエッセンス。

感想・レビュー・書評

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  • 情熱を注いで、働く
    2014/5/2 著:山元賢治

    自分の志を持って、自分の人生の責任を引き受け、誰にも言い訳せず、誰にも文句を言わせない。日本も世界も関係なく、どこでも自分で食べていける。

    今、自分がいる場所で、これをやらなければ生きている意味がないと真剣に、けれど人を驚かせる遊び心を持ちながら「生きる」。会った瞬間「目が輝いている」とわかる。

    そんな日本人をひとりでも多く増やしていくことを著者はミッションとしている。

    構成は以下の6章から成る。
    ①日本人の八割は働いていない
    ②成し遂げる人は、まず自分を疑う
    ③新しい基準をもって、生きる
    ④プロフェッショナルの条件
    ⑤時間と重力以外には逆らってもいい
    ⑥満足して死ぬために本気で生き抜く

    アップル、IBM、オラクル等の名だたる外資系企業にも手腕をふるってきた著者。外資系のイメージであるドライな感じとは裏腹に本書は書名に「情熱」という単語が使われており、本書内においてもぐつぐつと煮えたぎるような著者の熱い想いで構成されている。

    のっけからハイスピードで展開される意図的に読者を煽る強いメッセージに気後れしながらも勇気を出して読んでいく度にその熱い想いに引っ張られていく。

    好き嫌いがわかれるメッセージではあると思うが私には強い求心力となり元気をいただけた。まだまだやらねば。まだまだ出来ると背中を押してくれる一冊。

  • 日本人の八割は働いてない。
    なるほど、自分の意思でいまここにいて自信を持って自分に価値があると言える人はどのくらいいるんだろうと考えさせられる。

  • チェック項目14箇所。生きている、というのは、ただ呼吸をして仕事をしていることを言うのではありません、「自分が生きてきた証を少しでも残そう」そう考えて、自分の志と共に生きること。これをやらなければ生きている意味がないと真剣に、けれど人を驚かせる遊び心を持ちながら「生きる」、会った瞬間「目が輝いている」とわかる、そんな日本人をひとりでも多く増やしていくのが、私のミッションです。日本人の八割は働いていない――。仕事とは、自分の使命感に裏打ちされた意思を持ち、自分の責任を果たしながら「これがやりたかった」と言えるような何かを形にしていくものなのです。一度たりとも100%の自分の意思や志で何かを成し遂げたこともなく、「勉強」だけの世界で自分はすごいと思っていても、それでは絶対に何かを変えることも、誰かに本気で認められることもありません。「働かざるもの、食うべからず」の原点を持って生きている人は、どんな環境でも、何があっても被害者意識を持ちません、何かのせいにしたり、誰かの悪口を言うことで、自分の満たされていない部分を埋めようとするような生き方をしていません。具体的に日々の生活の中で、どうすれば「とりあえず」から抜け出すことができるのか、いちばん簡単でいちばん力強いのが「日々の嫌なものと向き合う」ことです、それも、特別な意識をするとか、そういうことではなく冷静かつ自然に、当たり前のように向き合う。どんなに嫌なことがあっても、それは自分のところに受け入れる、そして面と向かって、そのなかで自分のできる最大限をやるということ。大事なことは「本質から考える」ということです、すべて自分がつくり出しているのではないかと、まずは自分を疑ってみる。日本人の多くは、自己紹介をするときに延々と自分の会社の話をしています、気をつけたほうがいいかもしれません、それは、皆さんが凄いのではなく、会社が凄いのです。社会人としていちばんの恩返しは、自分が勉強させてもらった知識や経験を生かして「次の人を育てる」ということ、それを考えることもなく、いつまでも自分のためだけに勉強し続ける人を評価するのは困難です。自分が本当にやりたいことと、やることを一致させるというのが、その第一歩、どんなふうに毎日を生きていても、二度と同じ瞬間はやってきません。「傷つくかなと思って、そのとき言わなかった」というのは、相手のことを考えているようで、実は自分が嫌われたくないというナルシシズム。不満を自分で変えていきさえすれば、もう不満は不満でなくなるのです。

  • 日本企業、大企業がいいなんてのは日本だけですよ。と外資系のエリートの方の話はどうしても鼻につく。
    でも書いてあることは至ってまっとう。まずは受け止める、他人よりまず自分を疑って見る、ルールを破るのではなくルールを作る、

    成し遂げる人の共通の特徴3つ。全てを素直に受け止める。自分の身の丈をする。人を魅了できる笑顔を持つ。
    笑顔をというのが他ではあまり見ないか。

    根性論から抜け出す3ステップ。意思決定エンジンを持つ。自分の作業手順を裸にする。並列処理を習慣にする。

    一つだけ気になったこと。
    日本特有の甘え。日本語に自分を守る言葉が多すぎる。こんな世の中やみんなに自分を紛れ込ませて言い訳にしている。私という主語が存在していない。
    日本語の弱点がうまく言い表せている。

  • http://kashiwabaray.com/blog/index.php?itemid=393

    アップル、IBM、オラクルで働いた経験を元にアドバイスを送った1冊。

    ■常に「今の自分が正しいか」問い続ける
    ひとつだけ、人生の答えを出すために絶対的なヒントがあるとすれば、それは今の自分に絶えず疑問を持ち続けることでしょう。
    常に今の自分が正しいのかを意識するようにしよう。正しい自分であり続けるのだ。

    ■自分の「歩き方」から見直してみる
    志を成し遂げる人は決まって歩き方もいい。ということは逆に言えば、いい歩き方をできるようになれば生き方も変わるということです。
    タイガーウッズもいい歩き方を意識している。すべてにおいて、普段から一流の振る舞いを意識して、見直してみよう。

    ■「劇的な感動」より「小さな喜び」を集める
    ドラマティックな派手な感動は人生にはほとんどありません。劇的なものを追い求めるよりも、小さな感動を丁寧に拾い集める。そんな姿勢を持っていることで、どんな場面でも自分を感動させることができるわけです。
    毎日、小さな感動を丁寧に拾い集めることを意識してみよう。

    【1読書1アウトプット】
    常に「今の自分が正しいか」問い続ける

  • 働かざるもの食うべからずで生き切る。

    日本を今一度洗濯いたしたく申し候

    本を読むということは、人の人生に敬意を払うこと

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