定年後に泣かないために、今から家計と暮らしを見直すコツってありますか?

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479795773

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  • 表題の「コツ」について書かれているのは、第2章「リタイアする前に備えたい、家計の見直しポイントは?」のP.38~P.74だけ。書かれているのは、まず固定費を削ろうということと、変動費は手取りに対する適正な割合を参考に削ろうという話で、特段珍しいことが書かれているわけではない。
    それ以外はちょっと表題とはズレがあるように感じた。第1章「老後資金、我が家の場合、結局いくら必要ですか?」、第3章「年金のイロハと年金生活 得する知識と設計のコツ」、第4章「老後はどこに、いくらで住む?後悔しない終の棲家の選び方」、第5章「退職後の健康保険と介護保険、どうすれば安心?」、第6章「子どもの負担にならないよう、早めに考えたい相続の話」。
    ただ、参考になったのは第4章で、定年後にどこに住むか。首都圏からは離れて、地方のそこそこの都会に一戸建てを建てようかと漠然と考えていたのだが、この本を読んで、いつまでも健康な状態でいられるわけでもないので、家にあんまりお金をかけても仕方がないかとも考えるようになった。
    なお、2017年3月の本なので、在職老齢年金は既に制度が変更されている等、陳腐化に注意。

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著者プロフィール

1963年東京都港区生まれ。大学時代からフリーライター活動をはじめ、
マネーライターを経て、ファイナンシャルプランナーになる。

長女出産後に大学院に進学し、修士課程では生命保険会社の会計システムの
研究をおこない、博士後期課程では金融制度改革の研究をおこなう。
大学院は2000年に満期退学。
現在は新聞・雑誌・ウエブ上に多数の連載を持つほか、セミナー講師、
講演、相談業務などをおこなう。

教育資金のアドバイスをおこなう「子どもにかけるお金を考える会」と、
高齢者施設への住み替え資金アドバイスをおこなう「高齢期のお金を考える会」を主宰。
40代以上のひきこもりのお子さんに向けた生活設計アドバイスにも
力を注いでいる。

著書は、「ミリオネーゼのマネー術」(ディスカバートゥエンティワン)ほか、40冊を超える。
近著は、「ひきこもりのライフプラン」(精神科医・斎藤環氏との共著・岩波書店)。

「2012年 『高齢化するひきこもりのサバイバルライフプラン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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