日米「核密約」の全貌 (筑摩選書 28)

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  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480015310

作品紹介・あらすじ

深い闇に包まれてきた日米「核密約」-。その存在が指摘されながらも自民党政権は一貫してこれを否定してきた。唯一の被爆国であるにもかかわらず、なぜ日本政府は国民を欺いてまで、米国による核の持ち込みを黙認してきたのか?民主党政権による日米密約調査の引き金を引いたジャーナリストが、日米双方の関係者一〇〇人以上の証言と、膨大な数に上る一次資料を駆使し、その真実に迫る。密約解明の決定版。今なお米国の「核の傘」の下にあるわが国の、将来の安全保障を考える上でも必読の書である。

感想・レビュー・書評

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  • この国の民主主義がどの程度のものかあらためて確認しました。
    旧安保から60年新安保に変わった時にそれまでの米国の核兵器の自由使用を認めた事からその後の小笠原返還と沖縄返還までそれぞれの返還協定の中に核兵器の持ち込みを認める為に国民が知らない間に結ばれた核密約、米国の核の傘に入れて貰うために国民を騙し続けた歴代の首相達。
    米国の核戦略の中での日本とりわけ沖縄を米国の利益の為に売り渡してきた歴史ですが、いまだにそれが総括出来ていない事に怖さと腹立たしさを感じます。
    非核三原則に核の平和利用を入れた四原則でノーベル平和賞まで貰った佐藤栄作から事前協議がないのだから核は持ち込んでいないと行った小泉純一郎等の欺瞞に満ちた政治の歴史です。

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著者プロフィール

太田 昌克(共同通信編集委員、RECNA客員教授)

「2018年 『核の脅威にどう対処すべきか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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