うつ病治療の基礎知識 (筑摩選書 85)

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  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480015914

感想・レビュー・書評

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  • うつ病の診断までの流れ、最新のDSM-5の診断基準のほか臨床的な血管性うつ病や認知症前駆うつ病などなど。治療も薬物療法はガイドラインに則り、双極性障害や併用療法まで網羅。その他mECTや認知行動療法への記載もあり。一般の方がこの書からうつ病を学ぶはじめの一冊としては少し難解だろうか。医療者であればガイドラインを読むよりサクサク読み進められ、総論から各論まで学べる一冊。

  • 加藤忠史/著
    患者数の多さと社会生活への影響の深刻さにおいて、「うつ病」は現代を代表する病。本書では、最新の研究成果をもとに病の全体像を描きながら、治療について最低限知っておきたい情報をバランスよく網羅した。

  • 図が少なく活字がひたすら続くので、基礎知識を得るための入門書としては良くなさそう。しかし一般の人が最初に読む本でなくて、専門書と一般書の間の本だと考えれば、とても良い本だと思う。言葉いに加藤先生の誠実さが現れている様に感じられて、とても好感を持った。

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著者プロフィール

順天堂大学大学院医学研究科 精神・行動科学 主任教授。1988年に東京大学医学部卒業後、同附属病院にて臨床研修。滋賀医科大学附属病院精神科助手、東京大学医学部精神神経科講師などを経て、2001年理化学研究所脳科学総合研究センター(当時)精神疾患動態研究チーム チームリーダー。博士(医学)。2020年より現職。

「2023年 『「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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