イスラームの論理 (筑摩選書 132)

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  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480016379

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  • ・偶像崇拝とは、自己の欲望の投影である。欲望を神に祭り上げてそれに仕える我執の虜に過ぎない、という考え方。
    ・利子とは、本来実態のない欲望の肥大化であり、ある意味で偶像崇拝であり、非健全。
    本来、お金を使って得られた豊かさに価値があるのであって、金自体に価値はないが、実体のない金が独り歩きするのは危険な状態。
    ・20世紀初頭に独立を保っていたのは、サウジ、イラン、トルコのみ。

  • イスラームの世界の解説だが,難しい.第2章の「日本とイスラーム」が良かった.明治時代は今以上にイスラームに対する理解度が高かったのは意外だった.第3章以下はあまり理解できなかった.ユダヤ教,キリスト教より後に成立した宗教なので,より洗練された形を持っていることは,おぼろげに分かったが,それ以上はかなり難しいと感じた.

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著者プロフィール

中田考(なかた・こう) イスラーム法学者。イブン・ハルドゥーン大学客員教授。著書に『イスラームの論理』『帝国の復興と啓蒙の未来』『13歳からの世界制服』『ハサン中田考のマンガでわかるイスラーム入門』『タリバン 復権の真実』『俺の妹がカリフなわけがない』『宗教地政学から読み解くロシア原論』など多数。

「2023年 『みんなの宗教2世問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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