日本の戦略力 ――同盟の流儀とは何か (筑摩選書 242)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480017604

作品紹介・あらすじ

日本が没落したのは戦略の不在ゆえである。プラザ合意以降の日米同盟における戦略的思考の欠落を検証。混乱を極める世界で日本が生き残る戦略の構築を提唱する。

感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・6F開架:319.1A/Sh62n//K

  • 高名な先生のようだが、この本は細部が甘い。

    【書誌情報】
    『日本の戦略力――同盟の流儀とは何か』
    著者:進藤 榮一(1939-) 
    シリーズ:筑摩選書
    2,090円(税込)
    Cコード:0331
    整理番号:
    刊行日: 2022/11/15
    判型:四六判
    ページ数:384
    ISBN:978-4-480-01760-4
    JANコード:9784480017604

     日本が没落したのは戦略の不在ゆえである。プラザ合意以降の日米同盟における戦略的思考の欠落を検証。混乱を極める世界で日本が生き残る戦略の構築を提唱する。
    https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480017604/


    【目次】
    はじめに

       I 戦略力の前提

    第一章 ある経済人の生き方――戦略力をどうつくるのか
    1 「海賊とよばれた男」の生き方
    2 出光が目指したもの
    3 アジア的価値の復権へ
    4 同盟とは何か

    第二章 コロナ禍に生きるということ
    1 歴史の中で考える
    2 新しいグローバル・ガバナンスを求めて
    3 共生の世紀へ

      II 戦略力の模索
    第三章 ウクライナ戦争とは何であったのか
    1 大転換期の世界へ
    2 「冷戦の敗者」ロシアの"復讐"戦争
    3 「危機の三〇年」の後に
    4 「パクス・アメリカーナ」の残光

    第四章 大転換する世界――「パクス・アシアーナの世紀」へ
    1 帝国以後
    2 ネットワーク型地域連携へ
    3 同盟と戦略の陥穽

      III 戦略力の不在
    第五章 日本の落日――再生を戦略する
    1 年老いた金メダリスト
    2 日本衰退の現実
    3 衰退の原因を求めて
    4 日本産業優位論の落とし穴
    5 プロダクション・ゲームを超えて

    第六章「貿易立国」論の罠――戦略力とは何であるのか
    1 日米"戦略思考"の差
    2 「空気」と異端と
    3 日中文化の違い
    4 戦略力の欠落――「貿易立国」論を超えて

      IV 戦略力の検証
    第七章 「パクス・トクガワーナ」の虚妄――構造的暴力を超えて
    1 琉球独立の夢の跡
    2 構造的暴力、人間安全保障、 そして 「戦争のできる国」
    3 デモクラシー 「第三の波」以後

    第八章 そろそろリベラルは〈戦略力〉を語ろう――永遠平和の条件を求めて
    1 二つの新世紀勃興期
    2 「そろそろリベラルは〈外交〉を語ろう」
    3 国家間連携から市民的体制へ
    4 「デモクラシー」論の陥穽
    5 テリトリー・ゲームを超えて

      V 戦略力の構想
    第九章 脱亜入欧から連亜連欧へ――「一帯一路」をどう拓くのか
    1 グローバル化の第三の波
    2 展開する現実とマーシャル・プラン
    3 帝国の終焉へ新たなガバナンスを求めて
    4 地経学を超えて――日本の戦略へ
    5 連欧連亜の世界へ

    終章 アジア戦略共同体への道――中国・北朝鮮"脅威"論を超えて
    1 「ツキジデスの罠」という言説
    2 中国・北朝鮮脅威論とは何であるのか
    3 グローバル(全球)化の海の中で

    あとがき
    謝辞

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著者プロフィール

進藤 榮一(シンドウ エイイチ):1939年生まれ。京都大学法学部卒業。同大学大学院法学研究科博士課程修了。法学博士。筑波大学名誉教授、アジア連合大学院機構理事長。専門はアメリカ外交、国際政治経済学。『現代アメリカ外交序説』で吉田茂賞受賞。著書『敗戦の逆説』『東アジア共同体をどうつくるか』(以上、ちくま新書)、『アジア力の世紀』(岩波新書)、『アメリカ帝国の終焉』(講談社現代新書)など。

「2022年 『日本の戦略力 同盟の流儀とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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