宮沢賢治全集 (7) (ちくま文庫 み 1-7)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (632ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480020086

感想・レビュー・書評

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  • 「なめとこ山の熊」
    昨今では、残酷だからと言う理由で、学校の理科の解剖の実習なども実施されなくなっているらしいですね。
    そんな現代だから、こんな本もあるよと、誰かに教えたくなる1冊です。
    命を貰うということは何ぞや、という事について考えさせてくれます。
    なめとこ山の熊たちと、彼らの命を狩って日々の糧を得る猟師小十郎。
    両者の間の、深く優しく、そして壮烈な絆を書いた物語です。

    「洞熊学校を卒業した三人」
    もうひとつの宮沢賢治の顔。
    ものすごいブラックユーモアです。

    「銀河鉄道の夜」
    いわずと知れた、宮沢賢治、名作中の名作。私も大好きな作品です。
    どこまでも一緒に行こうと約束したカムパネルラと別れ、
    それでも一人で駆けてゆくジョバンニの強い姿に惹かれます。

    「風の又三郎」
    大学の卒論で取り上げました。とても思い入れの深い作品です。

  • 2007年05月18日

  • 「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」「セロ弾きのゴーシュ」など収録。
    「なめとこ山の熊」は泣いた・・・。異稿が面白い。

  • 分類=宮沢賢治・全集。85年12月。ポラーノの広場、銀河鉄道の夜、風の又三郎、セロ弾きのゴーシュ、などを収録。

  • 『銀河鉄道の夜』異稿もすべて収録。

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著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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