- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480025159
感想・レビュー・書評
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(1997.12.11読了)(1991.03.11購入)
エコノミスト路地裏紀行
(「BOOK」データベースより)amazon
ソウル、北京、ボストン、沖縄…と、地球スケールで活躍するエコノミストによる、内外各地の街と人々にみる風土と経済の織模様。民族の伝統や国の歴史、生活文化が経済へ及ぼす影響を、確かな著者の目がとらえ、わかりやすく綴る。竹内経済学イン・ザ・ワールド。
☆関連図書(既読)
「日本の反省」飯田経夫著、PHP新書、1996.12.05詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者が世界中を回りながら、国の文化に触れつつ、何気ない流れからその国の経済について書かれているので非常に読みやすい。
政治や国民性なども書かれてるので、吸収できる情報は多い。
だが、著者が異国を訪問したのが80年代だったので、あまり当てにならない可能性もあり。
>アメリカ南部は地価が安いので、大企業や技術力の高い大学が多く建てられている。
どこでも誰でも考えることは一緒。ただ日本の場合を考えると土地が圧倒的に狭いので、技術的な分野のレベルが高いのかと感じてしまった。
>ボストンスタジアムはライトまでが92m、レフトまでが126mある。こんな変な球場で試合を見ているボストンの知識人たちの気がしれない。
同じ条件で野球をしているのだから、別に変でもなんでもない。むしろボストンの知識人に著者が嫉妬しているだけなのでは?
>アメリカという国
アメリカという国は移民と難民から成り立っているらしく、異民族を統合させて経済的な人的資源にしようとしているらしい。そのために様々な方法でナショナリズムを刺激して愛国心を植えつけているようだが、これではロシアを強く糾弾できないはず。
だけどそれを平気でしてしまう国、それがアメリカ。