日本の書物 (ちくま文庫 き 6-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (516ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480025487

作品紹介・あらすじ

太古のロマン「古事記」、王朝の色好み「伊勢物語」、女色家と男色家の論争「田夫物語」、江戸のエクソシスト「雨月物語」など過去にくり返し読まれ、読みつがれてきた代表的古典82篇をいきいきと簡潔に紹介する。書物の形態、作者の生涯や伝承にまつわるエピソードをまじえ、古典の持つ生命力をよみがえらせ、魅力を語る。

感想・レビュー・書評

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  • よくある古典のダイジェスト紹介本とは違って、本書は著者自身の各作品への目線がしっかりとしており、本編に付された「あとがき」的な読み物になっている。一編一編がきちんと要を得て知識として頭に入るのはもちろんだが、その作品を題材とした随筆としても優れている。

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著者プロフィール

評論家・作家。書誌学、メディア論を専門とし、評論活動を行うほか、創作も手がける。
主な著書に『紀田順一郎著作集』全八巻(三一書房)、『日記の虚実』(筑摩書房)、『古本屋探偵の事件簿』(創元推理文庫)、『蔵書一代』(松籟社)など。荒俣宏と雑誌「幻想と怪奇」(三崎書房/歳月社)を創刊、のち叢書「世界幻想文学大系」(国書刊行会)を共同編纂した。

「2021年 『平井呈一 生涯とその作品』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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