氷の涯
本当に作者が体験した話なんじゃないかと思わせるくらい情景がまざまざと脳内に浮かび上がる。
終わり方もロマンチック。
死後の恋
男の法螺話じゃなかったらすごいけど…どうなんだろう。
銃殺された遺体の描写が恐ろしい。
支那米の袋
こういうことが実際にあった、のかな?
こんな体験をしたらまず人を信じられなくなるだろうなあ。
爆弾太平記
主人公のおっちゃんの話を聞きに来た検事が悪い人じゃないことを切に願う。こういう話を夢野久作に書かせたら本当に天下一品。
焦点を合わせる
どんでん返しの回数が多くて最後は目が、もとい脳髄が回った。たしかにこの話は焦点が合わない。
幽霊と推進機
夢と現実がごっちゃになる辺りがちょっとドグラマグラっぽいけど、事故にあって意識が失っている間の夢だと思うとまあそういうこともあるかなあと。
難船小僧
かなり人が死んでいるのに、船長が思ったより畜生な性格でびっくり。
人間腸詰
正直に言うと話の内容よりタイトルのインパクトが強すぎる…。
ココナットの実
「妾」の小悪魔兼悪女兼殺人鬼っぷりは半端ない。
戦場
戦場も恐ろしいし、兵士を死んでもいいものとして扱っているのも恐ろしいし、なによりその兵士を死なせてwin-winの関係になってるっぽい兵士の家族と大佐がすごく怖い。