東京酒場漂流記 (ちくま文庫 な 17-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480030481

感想・レビュー・書評

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  • これで著者三十代前半の作というから驚く。年季が入っている。

  • なぎらさん好みの酒場エッセイ。なぎら氏一人またはイラストレータの栗山さんとの探訪記であったり、著者の独白調であったりとバリエーションに富む文体。「もんじゃ焼きとは、これなんじゃ」が一番好きだ。台風で仕入れに行けなかった「末廣」のおばあちゃんとの会話が哀愁を帯びている。著者の歌『下町(まち)』が脳内で流れ出した。

  • いわゆる酒場紹介よりも、より人情エッセイ寄り。ところどころホロリとさせるような場面もありおもしろかった。

  • この本の元が既に30年ほど前のようなのでバブルぐらいでしょうか。今でこそ見直されている昭和の酒場(この頃はまだ昭和だったが)ですが好景気に沸いているときなんてきっと新しいものが持てはやされる時代で、古いものが駆逐されていた時期ではないかと
    そんな華やかな時代に味のある飲み屋を巡り歩いた記録で、読むとふらりと自分も飲みに行きたくなる事必定ですが、残念ながら殆どないのではないかと思われます。今も古いいい飲み屋さんはたくさんあるのでしょうから、無くなる前に行ってみたいなあ・・・。

  • 飲兵衛の友達を見送りに、午前10時、駅の飲み屋に集合し、電車時間まで二人で飲んでいた時に借りた本。
    読むと飲みに行きたくなってたまらなくなる、危険な1冊。

  • なぎら健壱は意外と歌う声がかわいいんだよね。
    町を飲み歩く雰囲気を楽しめる本でした。
    昔あんなばかやったなー!

  • 浅田次郎のような軽妙な文書。
    ただ下ネタが多いのがどうかと。
    安くて美味しい下町の飲み屋が続々登場する。

  • 15/3/21、ブックオフで購入。

  • 酒を求めて東京中をふらふら。飲みながら読むとちょうどいい。

  • 古い本だけど、知ってる店もいくつか。この人もよく飲んでます。

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著者プロフィール

フォーク・シンガー、俳優、タレント、執筆家。1952年、東京都中央区銀座(旧木挽町)生まれ。1970年、第2回中津川フォーク・ジャンボリーに飛び入り参加したことがきっかけでデビュー。1972年、ソロアルバム「万年床」をリリースして現在に至るまで、数多くのアルバムを発売している。以後、音楽活動だけでなく、映画、ドラマ、テレビ、ラジオへの出演、新聞・雑誌の連載など幅広く活躍中。東京の下町とフォーク・ソングに造詣が深く、カメラ、自転車、街歩き、酒をはじめ、多彩な趣味を持つことでも知られる。1977年、「嗚呼!花の応援団 役者やのォー」で日本映画大賞助演男優賞受賞。2009年、第25回淺草芸能大賞奨励賞授賞。代表曲に「葛飾にバッタを見た」、主な著書に「日本フォーク私的大全」(ちくま文庫)などがある。

「2021年 『高田渡に会いに行く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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