大菩薩峠 2 (ちくま文庫 な 21-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480032225

感想・レビュー・書評

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  • 偶然の巡り合わせがどんどん積み重なって話がリズムよく進んで行くもんだから、段々人物を追えなくなってきた感もあり。文章の古さをテンポの良さで十二分にカバーし、更に良い意味での荒唐無稽さも相俟って、読んでいて辛くなってこない。
    そして一番は机竜之助が機械のように斬りまくることかな。爽快感からは程遠いし「はぁっ?」と思うところ大なんだけれども、彼が人を斬ることを基軸にして色んな話がそれこそ面白さ満点に交差するんだから、まぁ大した小説なんでしょう。

  • 登場人物がお互いに見えない縁でつながっています。因縁の話

  • 続いて2巻。っといきなり目が。。剣士の話なのに、それでいいの?っていう展開に俄然興味を注がれました。文章は読みやすくて、登場人物それぞれに特徴がある分覚えやすくて、たくさんの人に読まれてきたのがよくわかりますね。そして青梅から伊勢の方へ、そして東海道へ、次々に話の舞台が変わっていくことでもなんだか日本中を旅行してるような気分にもなったりします。
    長いことを活かした書き方というか、こんな小説もあったんだって思いました。

  • 本作の主人公、机竜之介は後の時代小説に大きな影響を残したとか。

  • obtnd

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著者プロフィール

明治18(1885)年‐昭和19(1944)年。神奈川県西多摩郡羽村(現、東京都羽村市)生まれ。12歳で上京、電話交換手・小学校教員を経て社会主義運動に加わる。明治39(1906)年、都新聞社に入社。大正2(1913)年、28歳で『大菩薩峠』連載を開始。都新聞連載終了後は、毎日新聞・国民新聞・読売新聞などに昭和16 (1941) 年まで書き継がれた。

「2016年 『日本武術神妙記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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