シャーロック・ホームズ全集 4 詳注版 (ちくま文庫 と 12-4)

制作 : W.S.ベアリング‐グールド 
  • 筑摩書房
4.15
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本棚登録 : 64
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (641ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480032744

作品紹介・あらすじ

ならず者に牛耳られ荒涼とした炭坑の町。長篇『恐怖の谷』ほか短篇2篇を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 【恐怖の谷】
     バーディ・エドワーズ(ジャック・マクマード)(ジョン・ダグラス)はホームズに匹敵するような名探偵ですね。
     頭脳系というより行動することが得意なハードボイルド系です。
     シャーロック・ホームズにはモリアーティはじめ色々な好敵手がいます。
     チャレンジャー教授もそうですが、このエドワーズ探偵は同業者のライバルとも言える存在です。
     本作品では一作でこの二人の活躍が同時に楽しめるという一冊で二度おいしい名作です。
     
    【黄色い顔】 
     注を見ると、マンロー夫人が嘘をついていてホームズはまんまと騙されたのだ、という仮説もあるようです。
     確かにそれは言えそうだ。こういう解釈を知ることで一つ賢くなりました。
     こういう解釈を読めるところが詳注版のいいところ。
     
    【ギリシャ語通訳】
     詳注版では本短編の注が充実しています。この事件発生時は切り裂きジャック事件と重なっているようです。
     ホームズが切り裂きジャックを阻止するために立ち上がったという説を唱える人もいるようです。
     さらに、ワトソンが切り裂きジャックだという説を唱える人までいるそうです。


    少年少女・ネタバレ談話室(新)(ネタバレ注意!)
    【恐怖の谷】ネタバレ検討会 一冊で二度おいしい傑作
      https://sfklubo.blog.jp/archives/12884396.html
    【詳注版4】黄色い顔 ギリシャ語通訳【ホームズ】
      https://sfklubo.blog.jp/archives/12884397.html

  • 「恐怖の谷」は、子供の頃に読んだことがあると思う。
    筋を知っていた。
    「黄色い顔」がよかった。
    じんわりと心が温かくなる思いがした。
    「ギリシア語通訳」は、ちょっと粗い。

  • 『恐怖の谷』

    『黄色い顔』

    『ギリシア語通訳』

  • 4は

    「恐怖の谷」、「黄色い顔」、「ギリシア語通訳」!!!

    「恐怖の谷」は、「緋色の研究」みたく直接シャーロックやワトソン君がからまない冒険譚が長いんだけど、それもまた面白い!!!
    どんでん返しにマジで興奮しました笑

    この一部の人間による悪の温床犯罪村てきな雰囲気は、映画の「HOT FUZZ」みたいな感じでした。

    「HOT FUZZ」なんか下敷きにしたのかな?


    「ギリシア語通訳」では、でたー!!
    マイクロフト~!!!!!

    兄弟仲がよくてほほえましくさえある!!
    マイクロフトのが頭キレてる感じがした笑

  • 「恐怖の谷」

  • 数々の訳書の中でもちくまのシリーズは何処よりも秀逸です

    上半分が本文、下半分がシャーロッキアンの人生を賭けた詳注
    注釈を読んでいると「こ、このひとたち暇すぎ!!」と思ってしまうことも(笑)
    でもこういう、全力で研究をしている姿が好きだなあ。
    とにかく、世界中のホームズ好きたちと分かち合いながら読んでいる気分になれます。
    一番好きな表紙絵をセレクトしてみました。

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著者プロフィール

アーサー・コナン・ドイル(1859—1930)
イギリスの作家、医師、政治活動家。
推理小説、歴史小説、SF小説など多数の著作がある。
「シャーロック・ホームズ」シリーズの著者として世界的人気を博し、今なお熱狂的ファンが後を絶たない。

「2024年 『コナン・ドイル⑥緋色の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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