シェイクスピア全集 (2) ロミオとジュリエット (ちくま文庫)

  • 筑摩書房
3.85
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本棚登録 : 570
感想 : 62
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480033024

作品紹介・あらすじ

モンタギュー家の一人息子ロミオは、キャピュレット家の舞踏会に忍びこみ、その仇の家の一人娘ジュリエットと一目で激しい恋に落ちてしまった…。宿命的な出会いと、短かく悲しい破局をむかえる話はあまりにも有名であり、様々な悲恋物語のモチーフとなっている。その代表的傑作をさわやかな新訳で。

感想・レビュー・書評

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  • 今までおおまかな流れは知っていたものの、ここまで悲劇的な物語だったとは、、、

  • 「モンタギュー家の一人息子ロミオは、キャピュレット家の舞踏会に忍びこみ、その仇の家の一人娘ジュリエットと一目で激しい恋に落ちてしまった…。宿命的な出会いと、短かく悲しい破局をむかえる話はあまりにも有名であり、様々な悲恋物語のモチーフとなっている。その代表的傑作をさわやかな新訳で。」

  • マキューシオの「人の目は見るためにあるんだ、見させておけ。俺は人さまに気がねして引っ込むような男じゃない。」っていう台詞かっこよすぎて惚れた

  • 舞台を見たので読み返した。

  • 2021.11 図書館借本
    *
    話の流れは知ってたからわかりやすかった。ロミオがジュリエットに出会う前に違う女性に恋していたことは驚き

  • 乳母がこんなにおちゃめなひとだったとは。その他の脇役たちも個性が豊かで、悲劇というより喜劇的。終わりは血みどろなので、ラストのイメージが強いのでしょうか。

  • 2022/09/09
    現代でもとても知名度の高いロミオとジュリエットの翻訳台本を初めて読みました。
    多少古風な文体ではあるものの、とても分かりやすく、ミュージカルっぽいビジョンを脳内でイメージしながらストーリを追って呼んでいくことができます。
    最初は人物相関がうまく掴めなかったので何度か人物紹介のところを行ったり来たりしながら呼んでました。
    悲劇の恋愛ストーリーっていうことと、有名なジュリエットのセリフだけが現代でも一人歩きしている感がありますが、改めてちゃんと読むことで当時の時代だからこそ2人が結ばれなかったことや、時代背景には色々な一族のしがらみがあったり、当時のしきたりとしての文化があったり、キリスト教の世界観をより身近に感じることができたりして別世界にいる様な感覚を読んで体感することができました。この人の翻訳シリーズを他の作品も読んだみたいなと思います。

  • ジュリエット14歳って若い! ロミオの年齢は分からないけど、10代なんだろうな。マキューシオやパリスもみんな若いんだろう。
    序盤は惚れっぽいロミオや、下ネタでロミオに絡むマキューシオに笑っちゃうくらいだったんだけど、ある出来事をきっかけに一気に悲劇展開になる。話をよく知らずに初めて舞台で見たら、ドラマチックだろうなあ。この話が有名な理由がなんとなく分かる。

  • 新潮文庫と読み比べると、訳の違いが面白い。
    どちらも言い回しが分かりづらいところもあれば、いいなあと思う部分もあって、難しいなあ。ちくま文庫版は端的で、新潮文庫版は感情が多めな印象。

  • 「ああ、ロミオ、ロミオ、どうしてあなたはロミオなの?」違和感なくて安心。ちくま文庫版シェイクスピア全集第2巻。

    有名なので大まかな話は知っているけれど、実はちゃんと触れたことがなかった本作。テンポのよい展開で読みやすく、筋書きを知っていても面白い。あまりにも強烈な純愛に心が震え、不滅の傑作として色褪せない魅力があるのも納得。他メディアなどで見たことのある人も敬遠せず一度読んでみてほしい。

    格言めいたセリフ、洒落っ気のある言い回しや言葉遊びも面白く、文章としての味わい深さも楽しめた。ロミオとマキューシオの掛け合いが翻訳も含めて素晴らしい。

    P104 ロレンス「そういう激しい歓びには激しい終わりが訪れる。 触れ合えば炸裂する火と火薬のように 歓喜の頂きで破滅する。甘すぎる蜜は 甘いためにかえって鼻につき 味わうほどに食欲がなくなる。 だからほどよく愛すること。長続きするのはそういう愛だ。 過ぎたるは及ばざるがごとし。」

    このロレンス神父の言葉がまったく耳に入らないロミオ。若さとはそういうものか。ロミオとジュリエットの言動にある無茶なやらかしが気になるのは自分が歳をとったからか。長続きする愛は大切だが、人の目を引くのは花火のように燃え盛って一瞬で消えてしまう愛ということなのだろう。両家の対立による悲恋がストーリーの主体であるはずが、この二人は結ばれてもうまくいったかアヤシイ、などと余計なことを考えてしまう自分はやっぱりオジサン。

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