とびきり陽気なヨーロッパ史 (ちくま文庫 と 13-3)

  • 筑摩書房
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480035219

感想・レビュー・書評

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  • 国ごとにひとつの歴史的出来事が5行ぐらいでかかれてあるので読みやすい。しかも下のイラストが秀逸なので、イラストだけを読んでも面白い。

  • いろいろなジョークが少しうざったくもあるがヨーロッパの歴史、特に小国もふくめて書いてあって改めてわかって面白い! イギリスとスコットランドの歴史はのってないのでまた別の本をよまないと。

  • 読書録「とびきり陽気なヨーロッパ史」4

    著者 テランス・デックス
    監修 尾崎寔
    訳  竹内理
    出版 筑摩書房

    p59より引用
    “一三一四年 けんかっぱやいルイ十世
     ルイ十世は二年しか王様でいられなかった。
    理由は暑い日にテニスの試合をしたあと、死
    んでしまったから。彼は涼しいワイン貯蔵庫
    へ涼みに降りてきて、ワインを飲み過ぎ永遠
    に冷たくなってしまったんだ。でもこれそん
    なに悪い死に方ではないかも。どう思う?”

    目次より抜粋引用
    “やんちゃ坊主ベルギー
     デンマークにほれぼれ
     骨の髄までフランス
     断固として、がんこなドイツ
     ギリシャの栄光”

     広告や子供番組を手掛けてきたフリーライ
    ターによる、ヨーロッパの歴史をまとめた一
    冊。同社刊行作文庫版。
     それぞれの国の成り立ちから90年代の様子
    まで、ユーモアと皮肉たっぷりの楽しい文章
    に、味わいあるイラストを添えて書かれてい
    ます。

     上記の引用は、フランスの王様・ルイ十世
    について書かれた項での一説。
    この一節の前後を見ても、けんかっ早さにつ
    いて一言も書かれていないようなのですが…。
    見落としているのでしょうか?
    ルイ十世の死に方については、かなり幸せな
    死に方なのではないかと思います。好きな娯
    楽を嗜んだ後、好きなだけワインを飲んでそ
    のまま終わりとは、結構なことではないでしょ
    うか。事後処理にあたる周囲の人は大変でしょ
    うけれど。
     歴史的にヨーロッパは、ずっとどこかで戦
    争をしてきたようです。この本のような書か
    れ方がされていないと、多くの人がもういい
    わと思ってしまうのではないでしょうか。
     各国の成績表が作られていて、そこだけで
    も面白い一冊です。

    ーーーーー

  • 新書文庫

  • 楽しくヨーロッパの主要各国(イギリス除く)の歴史を知ることができる。
    フランス史やドイツ史などは、高校の世界史でも習った記憶があるが、「なんとか朝の時代」といった感じで切り取られ、通史的な像って持てなかった。
    そういう意味でも読んでよかったと思うけれど、さらに言うなら、ベルギー、オランダ、デンマーク、ルクセンブルグの小さな国の歴史がまとめられているのもありがたい。
    章末の「成績表」も面白い。たまになんでそうなるの?っていいたくなるけど。(イングリッシュジョークなのか???)

    脱力系の漫画も楽しい。
    姉妹編の『とびきり愉快なイギリス史』も読んでみたい。

  • 難しい世界史にうんざりした頃に出会った本。ヨーロッパ各国の歴史はもちろん、民族性や風俗もまじえて紹介してくれ、お茶等桁挿し絵も入っているので飽きないです。旅行のお供にしても良いと思います。

  • わははははは。
    イギリス的ユーモアでEC各国をけっちょんけちょんに愛してやるぜとの意気込みを感じる。

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