三文役者の無責任放言録 (ちくま文庫 と 10-5)

著者 :
  • 筑摩書房
3.93
  • (4)
  • (6)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 34
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480035813

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2000年の文庫本を再読。おまえさんはよく再読するやっちゃな。ダッテ金がないんですもの。貧乏人はかなわんな、やれんよ。
    たしか『あなあきい伝1&2』を何かのきっかけで読んで、タイちゃんの文が気に入り、本書も読んだという記憶がある。挟んであるレシートには吉祥寺の弘栄堂で夜の9時15分に買ったと記されている。あらオニイサン、レシートとってあるなんてマメな人なのね。ウルサイ!貧乏性なだけだ。とほほ。金持ちになって毎日酒呑んで暮らすぞと働いてきたのに30年経ってもビンボーなままだ。俺はビンボーを憎む!

    なんてな感じの脱線文章の面白さはこの人じゃないとダメですね。
    知ってる監督や役者がジツメイで登場していて頬が緩む。
    「あなあきい伝」もどこかにあるはずだから探さなくちゃだわ。

  • しかしまあ面白すぎる。
    何故私が好きなエッセイって男尊女卑系の男ばかりなのか。
    おかしいなあ・・・。
    殿山さんがなくなってもう相当立つだろうけど、この文章は死なないね。
    すごく面白い、そしてあなあきいである。
    なんだってこの人はこんなに話すように書けるんだろうか。
    ウラヤマシイ。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1915年10月17日、東京の銀座生まれ。’36年新築地劇団入団、初舞台。’42年松竹太秦撮影所入所。同年徴兵されて中国へ。戦後は’47年頃から新藤兼人脚本=吉村公三郎監督コンビ作品で売れっ子となる。’50年近代映画協会創立に参加。以後今村昌平、大島渚監督作品など数多くの作品に出演。ジャズとミステリを愛する。’89年73歳で死去。著書に『三文役者あなあきい伝』『JAMJAM日記』ほか多数。

「2018年 『殿山泰司ベスト・エッセイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

殿山泰司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×