二人の手紙 (ちくま文庫 あ 21-3)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480036353

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  • 感性豊かな阿川さんと、慎重に考えて考えて行動するタイプの神津さん。東洋英和女学院卒業の先輩、後輩にあたる2人が、時に真剣に悩み、時に面白おかしく笑い飛ばしながら、日々の生活について手紙を通して語り合う。
    1994年に出版されたにもかかわらず、現在読んでも全く違和感がない。日本特有の文化、メディアの在り方とか、2014年の今も変わってないなぁと思うところが多々ある。励まされるし、元気がもらえる本。

  • ハードカバー1994年発行、佐和子とカンナの海を隔てた往復書簡集。
    阿川 佐和子(ワシントン)⇒飛行機に乗り遅れた話、ピアスの穴事件など神津 十月(東京)⇒花嫁になった妹への姉としての想いや、絵の勉強で留学中の弟の成長ぶりを書く。おのずと2人の個性が表れてくる36通の30代女性の呼吸の合った往復書簡集。本音で書簡を通じ語り合う姉妹のようでした、佐和子さんがお姉さんのはずですが、かんなさんがしっかりしています。お互いに落ち込む時は、励まさずにもっと引っ張り込む文面が面白い。

    神津 十月(かんな)、1958年10月23日生まれ、母は女優の中村メイコ、父は作曲家の神津善行。弟は画家の神津善之介。俳優の杉本哲太は妹の神津はづきと結婚しており義弟にあたる。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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