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- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480037589
感想・レビュー・書評
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・メメクラゲに誤植の挿話。
・訪れてきたファンの少女たちに向けて描いたのでは、という善き推測。
・なんと森田童子がつげ忠男に言及!
・「ねじ式」より勝る完成度の作品は同時期にある、という断言。なるほど戦略的インパクトだったのか。
・当時の読者や評論家は「ねじ式」の周りで周章狼狽していたに過ぎない、と。今でもそうだな。
・漫画家数名による談論風発の議論も収録。ああこういう時代があったのだなあ。
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マンガ史上の名作「ねじ式」。1968年発表直後の世間の反応は意外にも冷やかなものだった。著者は雑誌『ガロ』の編集者として、その創作プロセスをつぶさに見とどけている。構想されながらも、陽の目を見なかった幻の作品のこと、つげ義春をめぐるさまざまな人々の交流など、1968年という時代に生まれた傑作とそれを生んだ時代の熱気をいきいきと伝える。
目次
第1章 貸本マンガから『ガロ』へ
それは白土三平からはじまった
水木しげるとつげ義春
つげ義春の衝撃
第2章 つげ義春1968
「ねじ式」の思い出
つげ義春のテッテ的
つげ義春の暗闇への偏愛
「ねじ式」の周辺
第3章 つげ義春をめぐる人たち
つげ忠男のこと
ある一夜
座談会“マンガ・ブーム”とは無縁か
『ガロ』と『漫画主義』
『ガロ』編集長・長井勝一との別れ詳細をみるコメント0件をすべて表示
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