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- Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480038975
感想・レビュー・書評
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吉田茂との対談が面白い。
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吉田茂に会いに行った話など、人物にまつわるエピソードを中心に集めた随筆集。
日本郵船株式会社の嘱託を務めていた百間先生ならではの次の話が特に気に入っている。
曰く、日本郵船の略称はNYKである。戦争で所有していた船が撃沈され、戦後はNYKよりも、よく似た名前のNHKのほうが人口に膾炙している。それが先生には悔しい。NYKの文字を他の何かに当てはめて残せないか。例えばニューヨークを「NYK」と表現することは可能か…。
ニューヨークが「NYK」て…。AKBのノリだ。昭和20年代にこんなことを考えているなんて、やっぱり百間先生はずば抜けている。 -
百間の交遊録や、ひねくれた人物評を集成した1冊
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「小さんと式多津」が気になって再読。
「常盤津はわからなくても、節廻しで可愛らしい口もとを曲げたりゆがめたり、綺麗な顔を上げたり伏せたりするのを随分長い間、はたのだれに遠慮する事もなく、一心にじっと見つめていられるのは悪くなかった。」
ドキッ
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