晩夏 下 (ちくま文庫)

  • 筑摩書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480039453

感想・レビュー・書評

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  • 文学

  • 読み終えて初めて良さがわかる感じかな。年を取って時間に余裕ができたらまた、慌てず、焦らず、あきらめずに読んでみようと思う。

  • 釧路などを舞台とした作品です。

  • 変化に富んだ急流ではなく、悠々と豊かに流れてやがて大海に注がれる大河のような物語。(もちろん大河小説という意味ではなく)
    ドラマ性はむしろ主人公よりも親世代が語る自身の物語の方にあったが、それが理想的な形で若い世代へと受け継がれ、最後はまさに大団円。
    読み応えのある小説でした。

  • 『晩夏』の評価は、はっきりとプロとコントラに分かれているのだそうですね。私は、リルケの言葉を支持します。「(この小説は、物静かな穏やかな人によって、ゆっくりと朗読されなければなりません)」と。私は、少し先を急ぎすぎたかもしれません。今日は6月、まだ初夏です。夏の終わるころに、もう一度穏やかな気持ちでゆっくりと読みたいと思います。

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著者プロフィール

19世紀オーストリアの作家。自然描写の比類なき美しさで知られる。ハプスブルク帝国の都ウィーンで活躍したのち、1848年の革命後はドナウ河畔の町リンツを創作活動の場とした。代表作に『晩夏』、『ヴィティコー』など。哲学者ニーチェはシュティフターを「繰り返して読むに値する、ドイツ文学の宝である」と絶賛している。

「2008年 『書き込みのある樅の木』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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