- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480066152
作品紹介・あらすじ
小さな大エース、桑田真澄。決して恵まれた体でないにもかかわらず長く活躍できた陰には、卓越した理論と不断の努力があった。少年野球からプロ野球まで、旧弊なしきたりに立ち向かい、いかに合理的・効率的な練習を追求してきたか。大学院で野球の研究論文まで執筆した探究心の根源には何があるのか-長年にわたり日米の野球史を研究し、球界の堕落に警鐘を鳴らしてきた作家・佐山和夫が、野球人・桑田真澄の成功の秘訣と、その背景にある独自の「野球道」の精神に迫る。
感想・レビュー・書評
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桑田真澄と野球に詳しい佐山氏の対談。まずは桑田さんのストイックな姿勢にあらためて感銘を受ける。佐山氏による日米の野球史の話も大変面白い。
ビジネスとしてのベースボールが発展していったアメリカと、修養の一つとしての野球道がベースになっている日本とでは、同じ野球なのにそれに関わる姿勢やあらわれてくる事象が全く異なります。残念ながらこの分野でも日本がアメリカに追従してしまいがちなのが残念ではありますが。
野球は日米比較文化論のテーマとして面白いですね。 -
桑田による対談本。
”野球道”というと取ってつけたような感じだけど、彼の野球感が良くわかる一冊。 -
筆者は巨人のエースとして活躍し、大リーグ入りも果たした桑田真澄さんです。
桑田さんは、夢の実現のため、子どもの頃から公立的な練習を意識していました。また、常に将来のことを視野に入れ行動し、努力を惜しみませんでした。
そんな桑田さんの日本野球界に対する情熱、野球を通した人生観が伝わってくる一冊です。
野球に興味ない方にも読んでいただき、自分の人生観をみつめなおすきっかけになればと思います。
(博士前期課程 まりこさん)
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「勝って驕らず、負けて挫けず」
「技術は新しく、精神は古く」 -
私はまだ二回か三回ぐらいでしょうか。恥ずかしながら佐山和夫さんの著書を読んだことがないのでこれから勉強していこうと思いました。
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人格者だから偉大なスポーツ選手なのか、
偉大なスポーツ選手だから人格者なのか。
桑田さんの生い立ちについて多く触れられており、その辺を考えるヒントになりました。 -
桑田監督・コーチを見てみたくなる
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かつて甲子園を沸かせた小さな大エース、桑田真澄。プロへ進むため、高校時代はストレートとカーブのみで勝負した男。桑田は43歳。人生の「5回裏」が終わったところらしい。大学院と首席で卒業し、少年野球チームを持っている桑田の今後の活躍がとても気になってきた。野球好きの方にはぜひ読んでほしい作品である。