こんなに怖い鼻づまり!: 睡眠障害・いびきの原因は鼻にあり (ちくま新書 1004)

著者 :
  • 筑摩書房
3.19
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480067081

作品紹介・あらすじ

鼻づまりは呼吸がしづらいだけではない。慢性的な疲労、集中力や運動能力の低下、夜間の睡眠障害、また睡眠時無呼吸症候群など、じつにさまざまな問題の原因となっている。さらに幼小児においては、学習能力の低下、キレやすい、落ち着きがないなど、健全な情緒や身体の発達に深く関与し、これを放置することは将来を大きく左右する危険性がある。「鼻づまりは個人にとっても、社会にとっても実は大変大きな問題であり、医療上の最重要課題」と訴える「鼻のスペシャリスト」が、その原因と弊害、最新の治療方法を紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 大人になるころになって、「花粉症」という言葉が一般的になり、いつでもマスクし放題、そして、鼻水たらしていても嫌がられない世の中がきて、ちょっとほっとしていました。

    一年のうち350日くらいは鼻がつまっていて、においをあんまり感じない日がほとんど。そんな毎日をずっと送っていると、それでそんなに支障もないような気がしていました。

    その上、メガネや空気清浄機など、いい機械が増えるにしたがい、ひどい症状に悩まされる日も少なくなりました。

    結果、鼻詰まりそのものには目をむけていませんでした。
    でも、手術をしたら治るのかも、と思わせてくれます。

    なにしろ、確かに今まで、鼻が詰まっていること、特にこどもの鼻づまりについて、目が向けられにくかったことは事実ですし、私自身も、そう思って生きてきました。

    これから育っていく子どもが、一人でも多く治療が済んで、「ふつうの呼吸」で育っていける世の中になることを願ってやみません。

  • びこう鼻腔粘膜 慢性鼻炎の鼻腔 粘膜の腫れのため鼻道が狭くなり、空気が通りにくくなっている 「鼻閉」、即ち「鼻づまり」濾過機能 加温・加湿機能 抵抗器としての機能 宇宙と交信しているみたい 空気が四方八方から入ってくる 睡眠時の呼吸障害によるエネルギーの過度な消費が、インスリンの活性や成長ホルモンの分泌を乱し、身体の成長が抑制されるといった図式を報告しています。 ヨガや座禅に用いられる呼吸法は、鼻を介した呼吸法(鼻呼吸)であり、精神の安定に有用であることは古くから体験的に知られてきました。 細胞内のエネルギー産生が活発に行われます 狭窄 療育 子供の能力を伸ばしてやろうという気概が感じられませんでしたし 発達の遅れを方々で指摘されて落ち込んではいますが 漆黒の闇に一点の公明を灯し 黄川田きかわだ徹

  • 文字通り、鼻詰まりや鼻炎について分析した一冊。

    鼻詰まりや鼻炎が口呼吸となり、それが様々な症状を引き起こすということがよくわかった。
    またそれを解消するための手術法なども紹介されており、勉強になった。

  • 鼻の機能についての解説が良かった。結果として、それを損なう鼻づまりは確かに由々しき問題だなと再認識。

  • 鼻づまりに関してはレーザーで3年押さえるくらいしか考えて無かった。
    小児の発育障害は疫学的に調査して貰いたい。
    後尾神経遮断術はCTが本当なら凄い。
    患者の声がなんだか怪しいが、治療には興味津々。
    かなり驚いた。

  • 食塩水で鼻洗浄

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著者プロフィール

医師。医療法人社団アドベント理事長。鼻のクリニック東京理事長。
医学博士(東京大学)、American Rhinologic Society会員。
1948年岩手県陸前高田市生まれ。1974年岩手医科大学卒業、1974年東京大学医学部耳鼻咽喉科助手、1979年 松戸市立病院耳鼻咽喉科医長、1983年浜松医科大学耳鼻咽喉科講師、1983~1985年ドイツErlangen大学HNO‐Klinik留学。1991年「サージセンター浜松」、2006年「サージセンター名古屋」を開設。2008年「東京サージクリニック」を東京都中央区に開設する(2012年「鼻のクリニック東京」に改名)。「鼻治療のスペシャリスト」として日々の診療のほか、メディアへの登場も多数。
著書に『こんなに怖い鼻づまり!』(ちくま新書)、『鼻のせいかもしれません』(共著、筑摩書房)など。

「2021年 『鼻専門医が教える 「熟睡」を手にする最高の方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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