マーケティングに強くなる (ちくま新書1232)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 187
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480069351

感想・レビュー・書評

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  • 基本的なマーケティング理論を日米の事例を挙げつつ簡単に解説されています。
    マーケティング理論に深入りしすぎていない点も分かりやすく、あまり他のマーケティング本で触れられにくいデザイン思考に関しても分量があり役立ちます。

  • 2017.11.14 マーケティングの変化と近年の注視すべきポイント、方向性が理解できる。ビジネスモデルとかデザインがやはり扱われていた。

    • k-hajimeさん
      2017.11.14 マーケティングの変化と現在の要点を整理することができた。
      2017.11.14 マーケティングの変化と現在の要点を整理することができた。
      2017/11/14
  • 戦略や顧客視点について知ることに向いた内容かなと。(「マーケティング」の概念理解というか)
    読みやすい形で書かれていることと、事例を多く交えているので初学者もイメージしやすく理解しやすいのではないかと思う。
    現代なら過去の話も動画や記事で残っているものもあり、遡ることが可能なので一部調べつつ読んだ。

    フレームワークや基礎知識など、マーケティングを構成する要素はでてくるが、そこがメインではなく、思考法として学び、自身のサービスでは?と考え抜く力を身につけることに役立つと感じる。
    なぜなら、すぐに使える実用書的な立ち位置ではないことと、広告などのプロモーションや、販促、広報などの担当者向けではなく、"組織全体として"「マーケティングに強くなる」がテーマとなっていると捉えたため。

    コトラーのマーケティングの変移も図で比較されており、当時どのように市場やマーケティングが「変わってきた流れ」と「変わらないもの」も押さえつつ、どんなサービスが登場したのか理解できる点も良かった。

  • 恩蔵先生の本は事例がわかりやすい。
    今回は横浜DeNAの初代社長によるマーケティングの実践の事例がわかりやすく面白かった。

  • ・文化ブランドの構築はグローバル化のパラドックスに対応する一つの解決策
    ・マクドナルド進出国同士で戦争したことがない「マクドナルドの紛争予防理論」
    ・ベンツなどの高級車はドアの開閉音も情緒的価値ととらえて数億円もの開発費をつぎ込む
    ・「植林をしています」ではなく自社製品や自社サービスにおいて社会的価値を明確に打ち出しているかどうかが、マーケティング3.0とよべるステージにあるか否かの識別となる。
    ・現在の提供物ではなく、顧客が求めているものの本質から新たなビジネスが生まれる(マーケティングマイオピア)
    ・それは無理だ、当たり前だと考えてしまったらせっかく明言されたニーズと言えどもビジネスには結びつかない
    ・セントラルユニの事例、mashupstudioというモデル手術室のようなをつくり顧客の顧客である医師や看護師との関係構築の「場」づくりを行った。
    →mashupとはすでにあるものを混ぜ合わせて新しいものを創生するという意味
    ・「こちらの方が良いかな」では不十分「とんでもなく好きだ」と言わせることで顧客を味方につける
    ・既存技術だけでも「組み合わせ」「絞り込み」「拡大」「縮小」「並び替え」するなどして満たされていない消費者の課題を解決できる。
    ・わるい戦略
    空疎、重大な問題からの回避、目標と戦略の取り違え、間違った戦略目標の提示
    ・グッドデザイン賞は「デザインを終わりのない継続的な創造的思考活動」と捉えている
    デザインの守備範囲は広い

  • 学生時代に「フィリップ・コトラー」や「デービッド・アーカー」の小難しくて、分厚いマーケティングやブランディングを読んでいるとちょっと頭がよくなった気分になったものです。(読んでも半分も内容を理解できてなかったと思いますが。。。)

    マーケティングを使う仕事をするようになって、10年くらいたって少しずつ当時、読んだ意味ってこいうことだったのかなあ?とおぼろげにわかるような気がします。(あくまでも、気がするだけ。。。)

    そんな、海外のマーケティング本と並行して読みながら、「わかりやすい!」と思ったのが恩蔵先生の本でした。(早稲田大学に行ってたら、恩蔵先生のゼミに入りたいなあとも思いました。笑)

    ふと、書店に行ったら新書で恩蔵先生の本が出ているではありませんか!?あとがきを読むと2000年から計画されていたものがようやくかたちになったのだとか!?「マーケティングってなんだろう?」と思っている初心者のみなさん。一通りマーケティングと触れて、改めて初心に戻りたい方。

    すっと吸収できるわかりやすいマーケティングの一冊です。

  • 本も内容もちょっと薄い。マーケティングの初学者には良いかもしれない。

  • Yotsuya

  • 日経の書評にもあったが、学問としてマーケティングを研究してきた著者がマーケティング初心者にもわかりやすくマーケティングを説く。構想から脱稿するまでに15年かかったとのことで、引用は古い本や論文も多いが、今でも十分に通用する。ほんとの初心者にはちょっと難しいかもしれないが、多少、ビジネスやマーケティングに関わっていれば読んでおいて損はない。

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著者プロフィール

早稲田大学教授

「2007年 『コモディティ化市場のマーケティング論理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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