「身体を売る彼女たち」の事情――自立と依存の性風俗 (ちくま新書)
- 筑摩書房 (2018年10月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480071811
作品紹介・あらすじ
なぜ彼女たちはデリヘルやJKリフレで働くのか? そこまでお金が必要なのか? 一度入ると抜け出しにくいグレーな業界の生の声を集め、構造を解き明かす!
感想・レビュー・書評
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日本の最下層の人たちに焦点をあてた話。
体を売ってでしか生活できない女性達の生々しい実生活というか。
一度貧困になると抜け出すのは容易ではないと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
k
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社会課題の解決としては「正しい」とされる手法が、必ずしも正しくない。
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この類の調査と議論の提示もそろそろ行きついてきた感じがある中、本書では風俗産業の存在を社会が正面から受けとめることに意義を見出そうとしている。
経済合理性から考えれば、その通り、ひとつの産業として正確に評価されて然るべきである。また、社会的にも必要性が認められるのであれば適正な評価が必要である。一方、感情的には受け入れる人もいるし受け入れない人もいる。
外縁部にある道具のような、そんな存在におかれている風俗産業従事者。 -
居場所は自分で作るもの。
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JKリフレ、デリヘルなど生産業が貧困女性の受け皿になってしまっている日本の社会問題を支援組織側から赤裸々にまとめた内容。重たいし、暗い話題。知っておくのは何かの役にたつかもしれない。この著者の本は見つけたら買ってしまう。