知っておきたい感染症【新版】 ――新型コロナと21世紀型パンデミック (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480073365

作品紹介・あらすじ

世界を混乱に陥れた新型コロナウイルスをはじめ、鳥インフルエンザやSARSなど近年流行した感染症の特徴や防止策など必須の知識を授ける。待望の新版刊行。

感想・レビュー・書評

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  • 【琉球大学附属図書館OPACリンク】
    https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC01686459

  • 資料ID:98200586
    請求記号:081||C||1507
    配置場所:工枚特集③
    (※配置場所は、レビュー投稿時のものです。)

    ☆特集展示「アフターコロナ・ウィズコロナ」☆
    新型コロナウィルス感染症への対策や、コロナ禍後の展望について、免疫学・経済学・人類史・IT業界などの注目すべき分野から、知見を得られる本を集めました。

  • 新型コロナウイルスが猛威を奮う昨今。冒頭にCovid19について加筆されていますが、それ以外は従前に書かれたものの焼き増し。内容としては、エボラ出血熱、鳥インフルエンザ、SARS、MERS、デング熱、マダニ、破傷風と、現代に罹る伝染病について、病原体、疾患、感染経路などが詳しく記されています。著者の真面目で丁寧な仕事ぶりがよくわかります。現在のCovid19だけでなく、様々な伝染病のパンデミックの可能性があることがよくわかりましたし、
    公衆衛生が向上している現代社会にあって、国境を高速で移動できる状況にあるため、易々と伝染病も世界各地に広まるということがよくわかりました。

  • コロナウイルス関連図書。パンデミックとはなんぞや

  • コロナウイルスをもっと知ろう

  • エボラ出血熱、MERSなど様々な感染症の発生と広がり、それを食い止める対応が、詳しく書かれている。

    エボラ出血熱は、最も危険な1類感染症。診断した医師が、ただちに最寄りの保健所に届け出なければならない。国立感染症研究所で検査を行い、その結果、感染が確認されれば、患者は感染症指定医療機関に移送され、医療行為が公費で施される。こうした仕組みがあると初めて知った。

    新たな感染症が発生すると、羅漢した方の多くが死亡している。その家族や周囲の方々も。新しい感染症の恐ろしさを感じるとともに、人の命はいつ何がおきるかわからないものだとも感じた。

    ラクダは、MERSコロナウイルスをもつ中間宿主。注意が必要。イスラム教徒は宗教上の理由で死亡患者の解剖がほとんど行なわれず、病態解明を難しくしているとのこと。韓国は、大勢の家族や見舞客が患者に付き添うことで、感染が拡大するという背景もあるらしい。国の生活様式によって問題もあるのだと知った。

  • 東2法経図・6F開架:B1/7/1507/K

  • 493.8||Ok

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著者プロフィール

白鷗大学教育学部教授。専門は、感染免疫学、公衆衛生学。共立薬科大学(現慶應義塾大学薬学部)大学院修士課程修了、順天堂大学大学院医学研究科博士課程中退。ドイツ・マールブルク大学医学部ウイルス学研究所に留学、国立感染症研究所研究員、日本経団連21世紀政策研究所シニア・アソシエイトなどを経て、現職。NHKラジオ「室井滋の感染症劇場」作・脚本・監修。著書に『正しく怖がる感染症』(ちくまプリマ―新書)、『どうする!? 新型コロナ』(岩波ブックレット)、『人類vs感染症』(岩波ジュニア新書)、『キャラでわかる! はじめての感染症図鑑』(日本図書センター)、『病いと癒しの人間史』(日本評論社)、『学校の感染症対策』(東山書房)などがある。

「2020年 『知っておきたい感染症【新版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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