「家庭」の誕生 ――理想と現実の歴史を追う (ちくま新書 1760)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480075901

作品紹介・あらすじ

イエ、家族、夫婦、Home・・・・・・。様々な呼び方をされるそれらをめぐる錯綜する議論を追うことで、これまで語られなかった近代日本の一面に光をあてる。

感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・6F開架:B1/7/1760/K

  • 出版社(筑摩書房)ページ
    https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480075901/
    内容・目次

    「朝日新聞」書評 20240203
    https://digital.asahi.com/articles/DA3S15854898.html
    評・有田哲文(本社文化部記者)

  • 福沢諭吉は一夫一婦制を推奨、皇室にも影響を及ぼした。
    個人的には、日本の上流階級の間で一般的だった側室が廃れた背景が分かったのが本書から得た最大の収穫。天皇制は側室によって支えられてきた(キリスト教を信仰する欧州の王は、正妻以外の女性の子供に跡を継がせることが不可能)。側室を廃止してしまったことが、現在の跡継ぎ問題の最大の原因。

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/569759

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著者プロフィール

本多 真隆(ほんだ・まさたか):1986年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程修了。日本学術振興会特別研究員(DC2)、早稲田大学人間科学学術院助手、明星大学人文学部助教、准教授を経て、現在、立教大学社会学部准教授。専門は家族社会学、歴史社会学。主な業績に、『家族情緒の歴史社会学―「家」と「近代家族」のはざまを読む』(晃洋書房、2018年、日本家族社会学会賞第2回奨励著書賞)、「戦後日本家族と『子育ての連帯』―団地幼児教室における『民主的』運営への着目から」(『ソシオロゴス』第44号、2020年、第12回「男女共同参画・少子化関連研究活動の支援に関する顕彰事業」奨励賞)など。

「2023年 『「家庭」の誕生 理想と現実の歴史を追う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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