映画の神話学 (ちくま学芸文庫 ハ 1-4)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480082435

作品紹介・あらすじ

「ゴダールに熱い興奮を禁じえない一つの魂が同時にマキノ雅弘にも涙してしまうという現実、それは何も理性と情念の不本意な隔離を嘆くべき問題ではなく、まさに映像の記号学的論理の、意味されるものを越えた普遍性を証拠だてるものでしかない。」無限大の闇の向こう、銀幕の上ではおぼろげに輝いている「映画」を、論理と批評の場に引きずり出してみよう。鮮やかな手つきで「映画」を諸要素に分け、その「記号」や「しぐさ」を、「現代の物語」として解読してみる。反‐美学的で反‐教育的、ときにはエロチックに映画と戯れる偏愛的映画論。

感想・レビュー・書評

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  • 2015/4/9

  • 映画・この不在なるものの輝き
    映像の理論から理論の映像へ
    自動車の神話学
    映画、荒唐無稽の反記号
    映画と落ちること
    あとがき
    文庫版あとがき
    解説
    索引―監督名による
    (目次より)

  • どうもお世話になりました。とは言い切れません。

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著者プロフィール

蓮實重彦(はすみ・しげひこ):1936年東京生まれ。60年東京大学文学部仏文学科卒業。同大学大学院人文研究科仏文学専攻修了。65年パリ大学大学院より博士号取得。東京大学教養学部教授(表象文化論)、東京大学総長を歴任。東京大学名誉教授。仏文学にとどまらず、映画、現代思想、日本文学など多方面で精力的な評論活動を展開し続けている。著書に『表層批評宣言』『凡庸な芸術家の肖像』『映画の神話学』『シネマの記憶装置』『映画はいかにして死ぬか』『映画 誘惑のエクリチュール』『ハリウッド映画史講義』『齟齬の誘惑』『映像の詩学』『『ボヴァリー夫人』論』『伯爵夫人』『ジョン・フォード論』ほか多数。

「2023年 『ゴダール革命〔増補決定版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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